テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

震災報道特別番組 明日へつなぐ記憶 ~震災16年

番組ID
205582
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2011年01月17日(月)05:15~05:55
時間(分)
38
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
毎日放送(MBS)
製作者
毎日放送(MBS)
制作社
毎日放送(MBS)
出演者
スタッフ
ディレクター:大槻和彦、ディレクター:仁熊邦貴、チーフディレクター:麻生善彦、プロデューサー:大牟田聡
概要
阪神淡路大震災の発生から16年となる2011年1月17日。震災の生々しい記憶が遠のく一方、政府の地震調査委員会によると、今後30年以内に東海地震が発生する確率は87%、東南海地震が60~70%、南海地震が50%。巨大地震の危険性は確実に迫りつつある。一方、2011年7月には地上波のテレビ放送がデジタルに完全移行する。そこで2011年の震災特番では、阪神淡路大震災による犠牲者への祈りと同時に、あの記憶をどう明日につなげていくべきか、災害時の情報をどのように伝えていくかを生放送で伝える。阪神淡路大震災で自宅が全壊した高井美紀アナウンサーと、当時、神戸に住む小学生だった大吉洋平アナウンサーが神戸の東遊園地から中継し、多くの人が鎮魂の祈りをささげる現地の様子を伝える。また、番組の途中ではテレビ画面に情報を伝えるためのL字のスペースを出し、災害発生時の被災状況や病院や避難所の情報、ライフラインに関する情報などを届けることを想定したシミュレーションを行う。この他、実験的な災害時の情報伝達方法について伝えるとともに、迫りつつある大地震・大災害に対する備えを、被災地神戸からの中継を中心に伝える。
放送ライブラリー以外で視聴可能な施設

同じ年代の公開番組

SBCスペシャル 祖国に在りて ~中国帰国者の終わらない戦後~

2011年は満州事変から80年。1931年の満州事変は日本が戦争へ突き進む契機になった事件のひとつであり、その後に国策として進められた農業移民「満蒙開拓団」は大きな悲劇を生んだ。終戦の年、戦場と化した満州では逃避行と収容所生活のなか、多くの開拓民が命を落とした。そして中国人らに預けられ生き延びた中国残留孤児は長い間置き去りにされ、彼らが祖国の土を踏んだのは人生の半ばを過ぎてからだった。◆多くの中国帰国者が日本語を話せず、仕事もなく、孤独で貧しい暮らしを余儀なくされた。2002年から政府の謝罪や老後の補償などを求めて全国で裁判が起きた。長野県上田市に暮らす井澤紀代子さんも原告の一人だった。その後裁判は和解し、2008年から新たな支援制度がスタート、生活支援金などが支給されている。しかし、井澤さんは涙ながらに語る「生活のためにお金は必要だけど、それは一番大事なものではない」。◆祖国に見捨てられ、帰国後も尊厳を傷つけられ、社会の片隅で生きてきた。「日本に帰ってきて幸せだった」心からそう思える日は来るのか。体験者の高齢化とともに戦争が風化していく社会のなかで、終わらない戦後を生きる帰国者たちの苦悩を見つめる。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組