主人公は普通の親子２組。親が「３日後に死ぬ」設定で、したいことを叶える２人旅へ出掛ける。もしも３日後に死ぬのなら…その時、親子はお互いのために何をして何を残し、何を伝えたいと思うのか。◆会話が減り、なんとなくすれ違いになってしまった親子が出演。そんな親子に与えられたのは「親が３日後に亡くなる」という設定。親に書いてもらった「死ぬまでにしたいことリスト」の願いを叶えるべく、親子は３日限りの最後の旅へと出発する。◆「普段無い２人旅というシチュエーション」から徐々に「本当の最後の３日間だったら…」と考える瞬間が訪れる。クライマックスでは親子が本当の想いを綴った「最後の手紙」を手渡す。「つくられた別れ」は果たしてどのように「真実の親子の愛情」を描き出すのか。

阪神・淡路大震災が発生した１９９５年１月１７日。大地が揺れたその朝、自身の誕生日として想像を絶する節目を迎えることになった、漫才師ちゃらんぽらん（当時、現在は引退）の大西浩仁さん。人を笑わせる事を生業としながら、最も笑いたいのは自分自身、笑えないのも自分自身であった。それは被災者となったから。学生時代に志した画家、心のはけ口として絵筆にやり切れない思いを託した毎日。やがて、ありのままを受け入れ、ありのままでいられることに感謝の念を抱ける時を迎える。その歳月は１２年。干支がひと回りした時の流れを追い続けた。

島根県益田市の東端、山間の袋小路に“桜とゆずの里”として知られる金谷集落がある。平均年齢７６歳、わずか８世帯だけが残る「限界集落」となっている。番組では、金谷集落に生きる高齢者たちの１年を通して、過疎の現実とそこに積み重ねられる豊かさを見つめていく。

高知県西部を流れる四万十川を舞台に、毎年１０月に開かれるウルトラマラソン。６０キロ、１００キロと通常よりもはるかに長い距離を走る。それぞれの思いを抱いて、日本全国からこのレースに参加する人たちの姿を描く。◆参加者は約２０００人、このうち約１５００人が出場する１００キロの部、優勝候補の一人である宮地さんは、かつて実業団で活躍し、半年前に病で亡くなった弟のユニホームを着てゴールを目指した。大会最高齢の７５歳で愛知県から参加した岡山さんは、長年苦労や心配をかけた妻にゴールを捧げたいと心に誓っている。その他教え子に頑張る姿をみせたいと走る教師や、十代に青春を捧げたマラソンの集大成をしたいと走る女子学生など、それぞれのランナーの姿を描く。

「さまぁ～ずの二人がとことんトークにこだわったよーなそうでもないよーなトークライブ」。前半はフリートーク、後半はお題ルーレットを使ってテーマトーク。◆今日のお題は「相撲の決まり手を今風に直して下さい」。

ＮＨＫ連続テレビ小説第７６作「どんど晴れ」（２００７年４月２日～９月２９日放送）の総集編。岩手県盛岡の老舗旅館に飛び込んだ都会育ちのヒロイン・夏美が、孤軍奮闘しながら女将として成長していく姿を爽やかに描く。作：小松江里子。（全３回）◆総集編・第１部「わたし女将になります」。夏美（比嘉愛未）は神奈川県の横浜でパティシエをしていたが、ひょんなことから婚約者の柾樹（内田朝陽）の実家である盛岡一の老舗旅館・加賀美屋で女将修業を始めることになった。家族や柾樹からは反対され、加賀美家の人々からは邪魔者扱いされるが、持ち前の明るさで様々な困難を乗り越えていく。だがある日、加賀美屋の看板を傷つけるような大きな失敗をした夏美は、女将修業をあきらめ、横浜へ戻る決意をする。

国東半島の六郷満山に伝わる伝統行事「修正鬼会（しゅじょうおにえ）」。今も伝統の祭りを守り続ける豊後高田市の天念寺の鬼会に密着する。◆六郷満山とは、この地域に点在する大小１００もの山岳寺院の集合体で、神仏習合の独特の信仰をもつ。神と仏の化身である善なる鬼に扮した僧侶が松明を持って大暴れし、五穀豊穣や無病息災を祈願する。地区の過疎と高齢化が進む中、行事を守り続ける地区の人々、そして鬼の大役をつとめる僧侶たち。六郷満山の歴史を織り交ぜながら、祭りの魅力と迫力を追う。

かつて静岡の銀行に勤めていた倉沢澄夫さん。「故郷に帰りたい」という妻と共に、安定した職を捨てタイに渡った。しかしそこで待っていたのは離婚、そして失業。途方に暮れた倉沢さんを物心両面で支えたのは、高校時代の相撲部の仲間だった。その後、日本語専門の書店を開き、成功を収めた倉沢さん。今ではタイに道場を開き子供たちに相撲を教えている。しかし去年の末、トラブルが発生した。道場の選手たちが反発し、稽古をボイコットしたのだ。窮地に立った倉沢さんを助けたのは、またしても親友の存在だった。