テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

ほっとネットとうほく 福島の願いの歌

番組ID
206392
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2012年01月14日(土)16:00~16:55
時間(分)
48
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
福島放送(KFB)
製作者
福島放送(KFB)
制作社
福島放送(KFB)
出演者
語り:ミムラ
スタッフ
カメラ:一条祐治、カメラ:高萩一之、カメラ:伊東孝之、カメラ:山川昭彦、カメラ:滝沢純、カメラ:冨樫敏広、音声:狗飼克典、音声:大内彩可、音声:大河内健洋、CG:鳥居雪乃、題字:山崎菜穂子、ミキサー:安部瞳、プロデューサー:宇野英人、ディレクター:高橋良明
概要
福島県浪江町のミュージシャン門馬よし彦さんは、自宅が津波に流された。家族は無事だったが、友人を失った。避難生活を続ける中で「歌ってほしい」と言われ、「こんな時に」と戸惑いつつ避難所で歌うと、みんなが聴いて涙した。「我慢しないで泣いてすっきりしたほうがいい」と考え、門馬さんは避難所で歌い続けている。その中で生まれた「願い」という曲は、サビで「…涙をこらえて 笑う顔には 人の強さと勇気があふれてる」と歌う。避難所で会った男性が家族全員を失いながらも「遺体が見つかって良かった」と笑顔で話したエピソードが基になっている。門馬さんは避難所で暮らす高校2年の少女と出会う。少女は津波で自宅が流される様子や、車の中の人が流されるのを見て、救えなかった自分を責めた。長い避難所暮らしで心はさらに傷ついた。心身の不調で学校も休みがちになっていた。そんな少女は門馬さんの歌を聴き、我慢していた涙をようやく流すことができた。少女は翌日から学校に通い始めた。門馬さんの歌は、被災者の背中をそっと後押ししている。

同じ年代の公開番組

IBC自然スペシャル 中洞牧場のしあわせな牛物語

岩手県岩泉町の「中洞牧場」は、北上山系の標高800メートル近い高地にある。牧場主の中洞正さんは、ここに入植した1984年から、昼も夜も一年を通じて広い山間の林に牛を放牧する「山地酪農」に取り組んできた。牛は牛舎につながれることなく自由に歩き回り、ミルクを絞ってもらうために朝夕2回、自ら山を降りてくる。牛が下草やクマザサを食べてくれるおかげで、人は林に入りやすく、間伐や伐採がしやすくなる。山地酪農は酪農と林業が一体となった経営だ。◆中洞さんは「牛が幸せでなければ、おいしい牛乳はできない」と言う。一貫して目指してきたのは、牛と自然が共存する酪農。しかし、日本の主流は規模拡大と大量生産、経済効率優先の酪農…。中洞さんの選んだ道は苦労の連続だった。それでも、信念を持って取り組み続ける中洞さんのもとへ、全国から多くの若者が山地酪農を学びにくるようになった。◆信頼できるビジネスパートナーを得て、中洞さんは牧場に新たな牛乳プラントを作った。さらに東京・六本木にカフェを出店。ソフトクリームなどの製品の販売も始めた。中洞牧場に集まったスタッフの中からは、ここで伴侶を得て、山地酪農を受け継いで独立したいという若者が出てきた。中洞さんは応援し、牛舎で手作りの結婚式が行われる。番組は、のびのびと生きる牛と人間の、幸せな牧場の物語を紹介する。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組