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テレビ番組

ダイドードリンコスペシャル 人馬一体戦国絵巻「相馬野馬追」 ~天までとどけ熱き侍魂~

番組ID
207271
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放送日時
2012年08月25日(土)16:00~16:54
時間(分)
48
ジャンル
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ドキュメンタリー
放送局
テレビユー福島(TUF)
製作者
テレビユー福島(TUF)
制作社
テレビユー福島(TUF)
出演者
スタッフ
構成:菊池豊、撮影:佐藤敦宏、撮影:仲澤明裕、撮影:渡辺真敏、撮影:吉田尚史、撮影:古川篤、音声:鈴木正憲、音声:遠藤祐一、MA:久坂惠紹、デザイン:藤原香苗、車両:菅野優、ディレクター:吉井広之、ディレクター:佐川知明、ディレクター:宍戸久和、ディレクター:櫛田良一、プロデューサー:吉田和樹、制作:伊藤明
概要
世界一の馬の祭典と言われる「相馬野馬追」。戦国絵巻さながら、甲冑姿の数百もの騎馬武者たちが意地と名誉をかけて出陣する誇り高き祭りだ。その歴史は古く、一千有余年。相馬家の始祖、平小次郎将門が野馬を敵兵に見たてて捕える軍事訓練として、また、捕えた馬を神前に奉納する妙見神の祭礼として始まったと言われている。◆2011年は東日本大震災と原発事故の影響で、規模を縮小して野馬追を開催。そこには相馬の人たちに受け継がれてきた侍魂とも言うべき「気概」があった。気概とは「困難にくじけない強い意志」。そしてその気概が失われることなく、2012年は例年並みに規模を戻して、相馬野馬追が開催される。◆番組では、震災で被災した馬とそれを取り巻く人々の野馬追にかける想い、そして津波で肉親を亡くしたある一家の野馬追出陣に向けての揺るぎない決意に迫る。

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福島県南相馬市の産婦人科医・高橋亨平さん73歳。周りの人たちは尊敬と親しみを込めて「センセイ」と呼ぶ。東日本大震災・原発事故後、市内のほとんどの病院が閉鎖する中、センセイは南相馬に残って診察を続けた。他の病院が閉まっている上に、震災による体調不良やストレスで患者は増加。内科や成人病、精神科まで、センセイは自分を頼って訪れる患者たちを診てきた。◆しかし妊婦の数は激変。放射能を恐れ、ほとんどの妊婦が南相馬市を離れた。月に20件以上あったお産は、月1件のペースに落ちた。「子供の生まれない街に未来はない」そう話すセンセイは、行政に先駆けて妊婦の家の除染に乗り出した。必要な道具を自費で購入し、同じ志を持つ仲間とともに除染を続けた。「行動することが一番大事」とセンセイは言う。◆南相馬市の復興を目指すセンセイに更なる試練が襲い掛かる。ガンがセンセイの体をむしばんでいた。主治医からレントゲン写真を見せられたセンセイは、余命半年と自らを診断した。放射能にガン。闘う相手は増えるばかりだが、センセイは歩みを止めない。抗がん剤を打ちながら診察と除染を続ける。(「いつ死んでも悔いが残らないように、一日一日を精一杯生きる」そう言い続けたセンセイは、2013年1月22日に天国へ旅立った。)


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