テレビ番組
ウッティ発! 山梨の職人 左官
番組ID
208398
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放送日時
2014年01月29日(水)19:00~19:54
時間(分)
48
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養
放送局
テレビ山梨(UTY)
製作者
テレビ山梨(UTY)
制作社
テレビ山梨(UTY)
出演者
ナレーション:永野絵理佳
スタッフ
概要
「左官」建物の壁や床などを鏝(こて)で仕上げる職人。その歴史は奈良時代の仏教伝来までさかのぼる、日本の伝統工法の一つである。お城の壁として知られる石灰を主原料とした「漆喰壁」、竹で編んだ壁に土を塗って仕上げる「土壁」など。かつては左官がいなければ、建物はできなかった。◆「大工、左官、鳶」は建築3大業種といわれ、重要な役割を担っていた。職人の手で一つ一つ丁寧に仕上げられる建築物は、芸術の域に達しているものもある。しかし戦後の高度成長期以降、新しい建材の登場や工期短縮の流れにより、時間のかかる左官仕上げは敬遠されるようになった。また、化学合成で簡単に材料が作れるようになり、職人の腕の差が出にくい工法が確立していき、左官の仕事は激減していった。◆山梨県都留市の左官職人・藤本敦さん28歳。若き左官職人である彼は、土壁や漆喰など昔ながらの伝統工法にこだわり、この魅力を広めようとしている。高校卒業後、本格的に伝統工法を学ぶために三重で7年修業。山梨に戻り、土壁や漆喰にこだわった左官職人を目指している。◆ここ数年、土壁などの自然素材を使った内装が注目を集めている。これらには調湿や消臭機能があるといわれており、シックハウス症候群の原因物質を放散する化学合成品を避けたいというニーズを反映している。しかし手間のかかる左官仕事は、工期の短縮と低コストを要求する住宅メーカーには取り入れづらい。そこで、藤本さんは個人設計事務所と組んで、この魅力を伝えようと勉強会を開くなど、普及につとめている。さまざまな左官仕事の裏側を見せながら、若き職人の思いに迫る。