テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

伝える’14 鉄くず錆びた?

番組ID
208449
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2014年03月31日(月)01:25~02:20
時間(分)
49
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
CBCテレビ
製作者
CBCテレビ
制作社
CBCテレビ
出演者
ナレーション:小高直子
スタッフ
構成:松永英隆、撮影:川瀬荘司、音声:吉田高章、音声:北川雅紀、音声:福原元気、撮影助手:山田琴未、タイトル:小林敬、編集:村松善徳、MA:藤野竜揮、音響効果:藤野竜揮、企画:藤井稔、取材:藤井稔、制作:藤井稔
概要
2002年放送「鉄くずキラリ」から12年ぶりの第2弾。“岐阜の発明オヤジ”鈴木俊輔さんが帰ってくる。とにかく役に立たない、とにかくくだらないロボットを作り続ける鈴木さんを継続取材した、お笑い大河ドキュメンタリー。歌人の祖父、コメディアンの息子の生き様も描くことで、3代にわたる鈴木家の系譜も明らかにしていく。◆岐阜県七宗町に住むエンジニア・鈴木俊輔さんの趣味は、ユニークなロボット作り。精密なアイデアと高度な技術で、優れたエンジニアとして、日本の高度成長を支えてきた鈴木さん。本業をリタイアした今も、精密なアイデアと高度な技術、エンジニアのプライドを駆使。「鉄くず」に命を吹き込んでロボットを作り続けている。そんな鈴木さんの生き様を20年以上にわたって取材。技術王国だった日本という国の一側面を描き出す。
受賞歴
ギャラクシー賞(第51回奨励賞)

同じ年代の公開番組

イタイイタイ病 全面解決の影で ある医師の闘いと置き去りにされたもうひとつの病

日本で最初に認定された公害病「イタイイタイ病」。2013年12月、長年にわたって補償問題を協議してきた三井金属と被害者団体が「全面解決の合意書」を取り交わした。しかし、病気認定から半世紀近くを経た“完全決着”の取材を重ねていくと、いくつかの疑問が見えてきた。◆賠償や医療補償の対象にすらならない多くの腎機能障害の患者たち。さらに、きわめて重篤な患者しか認定してこなかった行政の認定基準の不透明さ。これまで開示されなかった全面解決へのプロセスを明らかにするため、当事者たちを直接取材した。◆イタイイタイ病の100年にわたる歴史は、国、県、大企業の「権力」に翻弄された歴史だ。地縁血縁の強い地域社会では、反論や異を唱えることがタブーとされてきた。そして、あまりにも長い月日の流れとともに、患者やその歴史を知る人たちは高齢化し、世を去っている。◆全面解決に合意したこの時こそ、イタイイタイ病の歴史と背景を記録し、後世に残す最後のチャンスだと考え、制作された番組。勇気を出して取材に応じてくれた被害者家族の思い、25年にわたってイタイイタイ病の認定審査会に関わってきた医師が初めて明らかにした証言などを伝え、行政の被害者認定と患者救済の姿勢に一石を投じる。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
メ~テレドキュメント 祖国への遺言 ~「英雄」荘則棟と中国~

中国で「民族の英雄」と呼ばれた元卓球チャンピオン・荘則棟。2013年2月、北京。彼の告別式は異様な雰囲気に包まれた。会場は病院の霊安室。周辺を公安警察が取り囲み、メディアの取材や一般の弔問は禁止された。当局はなぜ、荘の弔いを隠そうとしたのか。◆荘には妻がいる。佐々木敦子さん。旧満州生まれの日本人で、27年前に荘と国際結婚した。敦子さんは荘が亡くなって数ヶ月、遺骨を手放せずにいた。「困難を共に越えてきたから二人でいたい」そんな気持ちの表われだ。◆1960年代前半、荘則棟は卓球の世界選手権で「男子シングル3連覇」という偉業を達成。建国から間もない中国で、国民に希望と自信を与えた。大会の後、荘は33歳の若さで大臣に抜擢される。ところが毛沢東の死後、権力を握っていた四人組が失脚。荘は四人組の追随者とみなされ、投獄された。◆釈放後、荘は敦子さんと出会って結婚するが、「四人組の追随者」という格印は消えなかった。敦子さんは荘が亡くなって初めて、その意味を知ることになる。敦子さんに訪れた試練、そして荘が残した言葉の意味の中に、現在の中国の「素顔」が垣間見える。◆「メ~テレドキュメント とむらい 英雄の妻が見た国家」の再編集版。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組