テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

どさんこドキュメント2014 遺骨番号4826 ~つながりは もう取り戻せないのか~

番組ID
209155
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2014年05月26日(月)01:20~01:50
時間(分)
24
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
札幌テレビ放送(STV)
製作者
札幌テレビ放送(STV)
制作社
札幌テレビ放送(STV)
出演者
ナレーション:大家彩香
スタッフ
撮影:吉田篤司、撮影:吉田和明、音声:金田祐輔、編集:笹森友樹、MA:齊藤豊、AD:高橋慶、ディレクター:田村峻一郎、プロデューサー:眞鍋浩史
概要
北海道・札幌市の霊園に「4826」という番号で管理されている遺骨がある。交通事故死した女性の遺骨だが、路上生活をしていたため、身元は不明のままだ。番組では人のつながりについて考える。◆2013年12月、札幌市の路上で生活をしていた女性が交通事故死した。警察が公開捜査をするも、女性の身元はわからず、遺体はそのまま火葬に…。事故の直後から取材を進めていくと、路上で生活する人々にとって、人との「つながり」を一度失うと修復できないという現実が浮かび上がった。「つながり」は二度と取り戻せないのか。路上生活者の姿を通し、現代社会の課題に迫る。

同じ年代の公開番組

メ~テレドキュメント 汚された村から ~福島 チェルノブイリ~

福島県飯舘村は原発から約40km離れているが、風向きと降雪が大量の放射性物質をもたらした。村民の村上さん家族はメルトダウンの可能性を察知して避難し、幼い娘たちを被曝から守った。一方政府は事実を公表せず、避難指示も出し遅れた。母親たちは「せめて子どもだけでも先に逃がしてほしかった」と怒る。チェルノブイリ事故研究で知られた京都大学原子炉実験所の今中哲二助教は、村の汚染と被曝実態を調査し、原発事故由来のがん死は2~17件と推定する。◆チェルノブイリ事故では旧ソ連が情報を隠蔽した。原発から約80km離れたナロジチ地区では1万人が避難できずに取り残された。地区で生まれたブラジスラフ君の先天性障害は、ウクライナ政府から事故由来と証明されている。汚染地域では、今なお食べ物による内部被曝のリスクが解消されていない。国際原子力機関IAEAなどは子どもの甲状腺がんしか事故の影響を認めていないが、放射線医学研究所のステパノバ小児科部長らは、体内のセシウム量と血球数減少の実態を突き止めた。◆福島でも、内部被曝の影響が自然界の生物に現れている。福島でもチェルノブイリでも、人々は山や森の恵みを享受してきたが、その楽しみは奪われた。突然、故郷での日常生活を失った心の傷も深い。事故終息の見通しはたっていない…。原発所在地から離れていても、気象条件によって同じ悲劇が起こる事を、飯舘とナロジチは警告している。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組