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テレビ番組

NNNドキュメント’15 息子の就活 取材します! 報道記者の父と自閉症児

番組ID
209393
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放送日時
2015年03月16日(月)01:20~01:50
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
中京テレビ放送(CTV)
製作者
中京テレビ放送(CTV)
制作社
中京テレビ放送(CTV)
出演者
ナレーター:杉山裕子
スタッフ
撮影:田中穂積、撮影:小寺栄二、編集:大津一剛、タイトル:加藤眞由美、ミキサー:山口誠、音響効果:伊藤琢磨、ディレクター:田中穂積、チーフディレクター:安川克巳、プロデューサー:中保謙
概要
当初この番組の企画は、重い知的障害のある自閉症の息子を持つ報道記者が自分の息子の就労活動を取材することにより、一般の人にはあまり知られていない障害者雇用の実態や、福祉の抱える問題点などを浮き彫りにしていこうという狙いのものだった。◆いざ自らカメラを回しながら取材すると、目の当たりにしたのは障害者が働く現実の厳しさ。福祉施設での作業は「労働」と見なされないため「最低賃金」が適応されず、朝から夕方まで作業をしても平均月1万数千円にしかならない。果たして、息子は自立できるのか。◆およそ8ヶ月間、18歳の息子と就労活動に奔走するうち、障害者雇用の実態はおろか障害や息子のことそのものを、父である自分がよく理解できていなかったという現実に直面する。これまで放送記者の仕事に追われ、家事や育児を妻に任せっきりにしてきたことを改めて痛感することとなる。◆番組では障害者をとりまく環境の実情を伝えるとともに、障害のあるなしではなく、自分の子どもと向き合い問い直すことで、あらゆる家族について考える。
受賞歴
ギャラクシー賞(第52回奨励賞)

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四万十川支流の山間にある高知県四万十市西土佐大宮地区。133世帯286人が暮らし、その半数が65歳以上という限界集落である。この集落に転機が訪れたのは2005年。集落で唯一、日用品やガソリンなどを販売していた農協の出張所が、赤字経営を理由に撤退を決定。そこでお年寄りや農家のため、そして集落の存続のために、元JA職員の竹葉傅さんが中心となり、住民108人が計700万円を出資して、株式会社「大宮産業」を設立した。◆大宮産業では竹葉さんが社長を務め、社員1人、パート2人を雇用。住民目線の販売店舗運営を進め、設立以来、黒字を計上している。しかし、このままではいずれ利用者数は先細りし、維持は困難となる。そこで大宮産業が取り組んでいるのが、特産米「大宮米」の地産外商。病院や学校などに販売し、コメの売り上げはガソリンと並ぶ大きな収入となっている。◆株主の1人、岡村清子さん82歳。独り暮らしで車の免許がない清子さんは、週に1回、自転車で買物にやって来る。店まで片道1.5キロの道のりを、懸命にペダルを漕いで走る。清子さんたち住民にとって、大宮産業は大事な大事な場所なのだ。番組では、大宮米の田植えから収穫、秋の感謝祭、そして冬から春へと続く1年の流れを軸に、過疎高齢化と向き合う竹葉さんたち大宮産業の取り組みを描く。


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原爆投下から70年。広島に残されている歴史資料(写真・被爆手記・被爆絵画)や当時の映像資料を使いながら、奇跡の街の復旧・復興を紹介するミニ番組シリーズ。未曾有の惨禍と恐怖の中、我々の想像をはるかに超える力を発揮した人々の姿を伝える。◆中国配電(現・中国電力)の電気設備は、爆心地から半径2km以内で壊滅的打撃を受けた。被爆と同時に停電し、6日は暗黒の一夜だった。翌7日には、三次・可部・呉・竹原・岩国など近郊の電業局から続々と救援隊が到着。生き残った職員は救援隊と共に、半焼けの傾いた電柱を起こし、焼けた電線を張り、連日深夜まで復旧作業にあたった。「一刻も早く不安におののく市民に光を…」(『あの日 あのとき~電力会社の被爆と復興の記録~』)。比較的被害が軽微だった段原変電所を応急修理し、8月7日には焼け残った宇品方面に送電を開始。8月8日には広島駅前一帯と本社社屋に、8月20日には残存家屋の3割に、11月末には残存家屋のすべてに、「希望の光」を灯した。(英語字幕版)


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