テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

イチスペ! 帰ってきたかりんとう

番組ID
209449
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2014年05月29日(木)16:58~17:53
時間(分)
49
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
日本海テレビジョン放送(NKT)
製作者
日本海テレビジョン放送(NKT)
制作社
日本海テレビジョン放送(NKT)
出演者
ナレーション:高井和代
スタッフ
撮影:長岡亜矢子、撮影:澤田一宏、編集:中原淳一、美術:森田舞、題字:阿部雄悦、ディレクター:渡邉将史、プロデューサー:河野信一郎
概要
東日本大震災から3年。宮城県女川町は町の中心部を津波に流されるなど、震災で壊滅的な被害を受けた。震災前、女川町には全国から注文が相次ぐ、人気のかりんとう工場があった。障害者が働く作業所「きらら女川」。2011年3月には作業場を増設することになっていた。そして3月11日。工場の引越しを終えた後、津波に襲われて仲間2人が犠牲となった。◆経営者の阿部雄悦さんは廃業も考えたが、ガレキの中から奇跡的に大事なミキサーが見つかったため、工場の再建を決意した。しかし再建の場は、宮城から800キロ離れた鳥取県伯耆町。「きらら女川」の立ち上げに協力した同志・松原千晶さんの故郷だ。震災から3か月後、かりんとう工場は鳥取で再スタートした。◆しかし2人の目標は、あくまで宮城県女川町での工塲再建。そしてついに震災から2年4か月を経て、女川町にかりんとう工場が帰って来た。今では16人の障害者が働いている。阿部さんの代わりに、松原さんが宮城で働くこととなった。鳥取には阿部さんにしかできない仕事が多くあり、鳥取を離れられないからだ。◆鳥取県に残った、宮城県出身の阿部さん。被災地で働く、鳥取から来た松原さん。ふるさとを離れた2人の活動により、鳥取、宮城、両県に障害者の働く場が生まれた。震災から3年、阿部さんはふるさと宮城で開かれた追悼式に出席した。この時に初めて、阿部さんはカメラの前で本当の思いを語った。

同じ年代の公開番組

メ~テレドキュメント 母の国へ ~馬瓜エブリン 18歳~

「いつかオリンピックに出たい」その目標を胸に名古屋のバスケットボール強豪・桜花学園高校に通っていた馬瓜エブリンさん。彼女が高校卒業を前に訪れたのは、母が生まれ育ったアフリカのガーナ共和国だった。◆エブリンさんは愛知県で生まれ育ち、覚える言葉や文化は、ほとんどが日本式だった。幼いころ肌の色をからかわれ、イジメを受けるようになったエブリンさんは笑顔を失った。母親のフランシスカさんはエブリンさんに「ありのままの自分に自信を持ちなさい」と伝え、そのおかげでエブリンさんは笑顔と友達を取り戻すことができた。◆13歳のころ、エブリンさんや家族の生活を大きく変える出来事があった。小学生から始めたバスケットボールで、16歳以下の日本代表候補に選ばれたのだ。日の丸を背負って活躍したいと願うエブリンさんだが、試合出場のためには、日本国籍が必要だった。両親がガーナ人のエブリンさんの国籍はガーナだった。母・フランシスカさんは、娘の将来のためにと家族全員で帰化することを決意した。◆高校卒業後、実業団チームに入ることが決まりったエブリンさん。その前に一度、母のふるさとをちゃんと見ておきたいと思い、母と妹と3人でガーナを訪れた。親族と会って自分のルーツを感じると共に、国籍を変えるために協力してくれた祖父母の思いを聞くなかで、あらためて自分は何人なのか、もう一度見つめ直すことになる。


directions_bikeスポーツcinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組