テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

WATCH ~真相に迫る~ 街路樹に潜む危険 ~景観と安全は両立できるか~

番組ID
209480
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2014年04月27日(日)00:50~01:20
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
広島テレビ放送(HTV)
製作者
広島テレビ放送(HTV)
制作社
広島テレビ放送(HTV)
出演者
ナレーター:森拓磨
スタッフ
撮影:安達忠久、編集:道閑慎一、音声:松田武、デザイン:山本幸、ディレクター:松本拓也、プロデューサー:佐藤宏
概要
歩道などで何気なく目にする街路樹。全国で675万本が公園や道路の脇に植えられている。街の景観を向上させ、強い日差しや風をさえぎり、CO2削減にも一役買っている街路樹なのだが、そこに潜む危険性については、どこまで対策がなされているのだろうか。◆2014年3月、広島県三原市で公共施設の敷地内にあったポプラの木が倒れ、女性2人が死傷する事故が起きた。調査の結果、根元部分が腐り、重さに耐えられなかったのが原因だった。職員が目視のチェックはしていたが、専門家による点検はなかった。浮かび上がる管理体制の甘さ。定期的に専門家に依頼して街路樹などの検査を行っている自治体は、広島県内にはなかった。街路樹の景観と安全は両立できるのか。他県の先進事例も取材し、検証する。

同じ年代の公開番組

BBTスペシャル 迷走 ~バス事故はなぜ繰り返されるのか~

全国の都市と都市を結び、人々の移動を支える高速バス。しかしバスはいま、最も大切な「安全」を問い直される事態に直面している。関越自動車道で発生した高速ツアーバス事故をきっかけに、様々な規制や対策が図られた。だが、事故はその後も全国で相次いでいる。◆2014年3月、北陸道小矢部川サービスエリアで発生した高速バス事故では、乗客の男性と運転手の男性の2人が死亡し、26人が重軽傷を負った。運行していたのは仙台市の宮城交通。仙台から石川県の金沢、加賀温泉に向かっていた高速バスで一体何が起こったのか。乗客の証言や車体の傷跡から、事故直前のバスの異変が明らかになる。司法解剖の結果、運転手の死因は事故による外傷性ショックと見られているが、いまだに断定には至っていない。警察が事故発生前後の様子を記録したドライブレコーダーの解析を進め、運転手は何らかの原因で体調が急変し、意識を失ったとの見方が強まった。事故を起こした運転手は連続勤務11日目であったが、会社は国の労働基準に基づき、過重労働には当らないとしている。◆2年前の2012年4月、群馬県藤岡市の関越自動車道で発生した高速ツアーバス事故。この事故で女性3人を含む乗客7人が亡くなり、38人が重軽傷を負った。バスの運行会社に対する特別監査では、運転手の日雇労働や名義貸しなど、法令違反が次々と発覚。かねてから受注競争の激化など、問題を指摘されていた「高速ツアーバス」。国は重い腰を上げ、「高速ツアーバス」という業態を廃止。事業許可が必要な「高速乗合バス制度」に移行するなど、新たな規制を設けた。◆それでも全国で繰り返されるバス事故。北陸自動車道サービスエリアの事故を受け、国もさらなる対策に乗り出す。しかしバス業界の現場には、苦悩と葛藤が充満していた。深刻な運転手不足。2000年の規制緩和により、バス事業へ参入する業者が2倍近いおよそ4500社に。それが過当競争を招き、価格競争が激化。運転手の長時間労働は変わらず、賃金は下がり続けている。事故が相次ぐ中、どう労務管理を図っていくのか。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
FBCスペシャル2014 共生の道筋 ~福島第一原発事故から3年~

原子力発電は「次の時代」が近づいている。発電を終えた原発の「廃炉」だ。国内最多の原発が立地する福井県は、近い将来「廃炉時代」に突入する。◆福井県には、すでに廃炉作業が進む原発「ふげん」がある。解体作業はまだ初期の段階で、これから作業は本格化する。当面の課題は、解体した撤去物のうち、放射性廃棄物として扱う必要のない「クリアランス対象物」のリサイクルだ。原発から出た廃棄物が社会に受容されるかどうかは、「廃炉時代」の行方を左右する大きな問題だ。◆一方、国内で唯一解体が完了した原発が、茨城県にある。しかし、解体で出た放射性廃棄物は、別の施設に保管されている。日本では廃炉で出た放射性廃棄物の処分は、まだない。◆今後避けて通れない原発の廃炉問題に、若い世代が真正面から向き合おうという動きがある。原子力専攻がある地元の福井大学では、福島の事故をきっかけに、廃炉を学ぶ学生も現れている。国は今後原発をどう活用し、原発の発電後の問題をどう解決するのか。その具体的な道筋は不透明だ。その道筋をつけることこそが、原発を推進してきた国の責任である。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組