テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

百五十年目の巡礼 信徒発見から世界遺産へ

番組ID
209546
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2015年02月28日(土)14:30~15:25
時間(分)
48
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養
放送局
長崎文化放送(NCC)
製作者
長崎文化放送(NCC)
制作社
長崎文化放送(NCC)、放送技術社
出演者
タナカハルナ田中沙百合、ナレーション:大嶋真由子、ナレーション:三浦功将
スタッフ
コーディネーター:クラウディア・トリピチャーノ、CG:北田雅伸、タイトル:吉野史子、音響効果:徳永ゆかり、MA:斉藤止、撮影:鴨川榮二、編集:鴨川榮二、取材:林田愼一郎、演出:林田愼一郎、構成:一ノ瀬俊、プロデューサー:脇正太郎、プロデューサー:西義光
概要
16世紀に初めて日本に伝わったキリスト教は、その眩いばかりの光で人々を魅了し、信仰を集めた。しかしやがて250年に及ぶ禁教の下で厳しい弾圧にさらされる(潜伏期)。そして今から150年前、日本の開国に伴い、キリシタンは再び歴史の表舞台に現れた。「信徒発見」、バチカンが奇跡と呼んだ復活。待ち望んだ信仰の自由が訪れた時、乾いた土地に雨が注ぎ一斉に花が開くように、次々と教会が建てられた。いま日本が世界遺産登録を目指している「教会群」だ。教会の多くは海を望む小高い丘の上に建っている。その海の向こうには、禁教時代、信徒たちの心の支えとなってきたパーパ・法王の暮らすあこがれの口ーマがあった。◆2014年10月「長崎の教会群を世界遺産にする会」の主要メンバーが、ローマ法王に支援を要請するためにバチカンを訪れた。一行には2人の女性が同行した。長崎県大村市出身のシンガーソングライター・タナカハルナさんと、同じく大村出身でタレントを目指している田中沙百合さん。ハルナさんは得意の歌を通して、長崎のクリスチャンが伝えてきた思いを表現する。祖父が敬虔なクリスチャンでバチカン巡礼も果たした沙百合さんは、祖父の思いに触れ、信仰することの意味を自らに問う。◆「信徒発見」から150年目の長崎。教会群からバチカンへと、彼女たちの巡礼の旅を通して、長崎のキリシタンの物語を描く。十八銀行スペシャル。

同じ年代の公開番組

ゴリ夢中スペシャル ぼくんちは世界遺産

「地元のことは地元の人に聞け」をコンセプトに、ガレッジセールのゴリがカメラと折りたたみ式の自転車を担いで、愛知・岐阜・三重の各地をのんびりぶらりと旅する番組。土地の人と触れ合い、写真を撮りながら気ままな旅を楽しむ。(2007年10月6日放送開始)◆このスペシャルでは、世界遺産・岐阜県白川郷合掌集落に暮らす子どもたちの生活に密着する。白川村の住民にとって、伝統を継承していく子どもたちは村の宝であり、子どもたちも世界遺産だと言う。一方、子どもたちにとっては、観光客は迷惑な存在でありながら、ちょっぴり自慢でもある。◆合掌造りで民宿を営む小学生一家を軸に、小中一貫教育を行う先生たちの熱い想い、若者たちが戻って来られるよう豪雪地帯ゆえの真夏の成人式、少子化に悩む秋のどぶろく祭り、同じ「結」の文化を持つ沖縄と白川村とのふしぎな交流など、季節ごとに1年に渡り、世界遺産で暮らす子どもたちとふれあう。過疎化が進む中で、子どもたちに世界遺産を引き継いでもらいたいと願う大人たちの思いも伝える。◆ありのままの白川郷の姿を通して、「世界遺産」そして「結」の精神を引き継いでいく子どもたちを、四季折々にみせる美しい風景とともに「ゴリ夢中」ならではの目線で見つめていく。


cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養groups芸能・バラエティーtvテレビ番組
戦後70年報道特別番組 京都は守られたのか ~知られざる原爆投下計画を追う~

全国の都市の中で唯一、大きな戦禍をまぬかれた古都・京都。しかし、この京都に原爆を投下する計画があったことはあまり知られていない。“京都に空爆がなかったのは文化財を守るためだった…”。まことしやかに語られてきた古都の通説には、意外な裏側があった。広島・長崎だけではなかった“京都への原爆投下計画”とは、どのようなものだったのか。アメリカの機密文書や当時を知る人たちへの取材から明らかにする。◆1945年7月24日、滋賀県大津市の東レ工場に1発の爆弾が落とされた。その爆撃地点には、石碑はもちろん、なんら痕跡もない。まさに「忘れられた空爆」だ。空爆が少なかった大津に突如爆弾が落とされたのは、実は京都を想定した模擬原爆、つまり予行練習だったという。アメリカ軍の機密文書などには、原爆の投下目標を選定する委員会の記録が残っており、京都は広島と並んで第一目標になっていた。原爆は「広島・長崎」に投下されたが、実は京都への原爆投下計画は残っていた、というのだ。◆一方、京都への原爆投下計画が密かに進行する中、多くの文化財、国宝を抱える京都の寺社では、いつ襲い掛かるか分からない米国の空襲に備えて、様々な計画が秘密裏に進められていた。そのひとつが、醍醐寺に京都府下の国宝や美術品を疎開させる計画だ。なぜ京都府の社寺課は醍醐寺を選んだのか、そしてどのような防空防火対策を施していたのか。府や醍醐寺に伝わる文書や証言をもとに、当時の様子を描く。また西本願寺では、親鸞聖人木造を密かに奈良の山奥にある寺に疎開させていた。◆番組では、戦時下の知られざる“京都の実像”をつまびらかに浮き彫りにし、あの戦争で何が起き、京都の人たちはどのようにして町を守ろうとしていたのかを伝える。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組