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テレビ番組

NNNドキュメント’15 “おうち”診療所 ~がんと闘う子どもたちの願い~

番組ID
210475
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放送日時
2015年05月25日(月)00:55~01:25
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
製作者
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
制作社
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
出演者
ナレーション:萩原聖人
スタッフ
撮影:林裕介、撮影:鬼塚直樹、編集:苧玉和也、EED:中澤丈、音響効果:久保秀夫、MA:久保秀夫、ディレクター:横須賀ゆきの、プロデューサー:堀川雅子、チーフプロデューサー:阿部裕一
概要
“がんになっても笑顔で育つ”をコンセプトに、兵庫県神戸市に全国初の小児がん治療専門施設「チャイルド・ケモ・ハウス」が誕生した。キッチンやお風呂などを備えた19室の「おうち」が特徴だ。立ち上げたのは、小児がんを患ったことのある医師・楠木重範さん。家族と一緒に過ごすことで笑顔が戻り、治療にも前向きに臨めるようになる子どもたちの姿を紹介する。中でも、上田真土加さんは、一時生死の境をさまよいながらも、中学校の卒業式に出席できるほど劇的な回復を遂げた。診療報酬の問題など、新しい試みゆえの様々な壁を乗り越え、新しい小児医療の確立を目指す“おうち診療所”の挑戦を描く。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(第67回放送と公共性最優秀)

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NNNドキュメント’15 命を運ぶ電車 ~JR脱線事故10年 遺族の執念~

2005年4月25日午前9時18分頃、兵庫県尼崎市でJR福知山線の車両がカーブで激しく脱線。乗客106人と運転士が死亡、負傷者560人以上の大惨事となった。◆兵庫県宝塚市の淺野弥三一さんは、あの朝、妻の陽子さんと次女の奈穂さんを自宅から送り出した。2人は、千葉の親族を見舞うため、弥三一さんの妹・ちづ子さんとともに新大阪駅に向かう途中に事故に巻き込まれた。2両目で瀕死の重傷を負った奈穂さんは奇跡的な回復を遂げたが、10年たった今も電車に乗ることができない。弥三一さんは、この10年、ひとつの決意をもって生きてきた。「あの事故を二度とではなく、絶対に起こしてはならない」。そのためには、JR自らが事故原因を分析し、安全体制を構築するしかないと考え、元社長らの刑事裁判には一切足を運ばず、「罰」を求める気持ちは脇に置き、JR西日本という組織に向き合い続けてきた。弥三一さんがJRにも参加を呼びかけて指針作りを目指した「安全フォローアップ会議」は2014年4月、ひとつの結論を導き出し、JRは今後「安全」の検査に外部の目を加えることとなった。◆「安全」を確かなものにするため、企業の犯罪を問う「組織罰」の創設を目指す遺族もいる。神戸市北区の大森重美さんは、長女の早織さんを亡くした。事故当時はゼネコン企業で人事研修を担当していた。組織の一員としての経験から、事故があっても企業を処罰できない「刑法」に疑問を抱くようになった。組織の責任体制を明確にすることが安全を確立する一つの手段だと考え、大森さんは2014年3月、「組織罰」の勉強会を有志で立ち上げた。◆JR西日本は、この10年の間に、約8000億円を「安全対策」に投じてきたという。しかし目に見えない「鉄道の安全」は、一瞬の気の緩みで崩れてしまうことを私たちは忘れてはならない。


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メ~テレドキュメント レベル1 ~御嶽山・届かなかった警告~

2014年9月の御嶽山噴火から8ヶ月。死者57人、行方不明者6人という戦後最悪の被害が出たのはなぜか。どうすれば被害を少なく出来たのか。噴火警戒「レベル1」がもたらした悲劇にこだわり、警戒レベルの導入時の経緯や、なぜ警告が届かなかったのか、取材を重ね、検証する。◆大惨事から時間が経過し、大事な家族を失った遺族が、今の心境を語る。それぞれが「なぜ、異常を見せていたのにレベル1=平常のままだったのか」と悔やむ。噴火の2週間前に火山性地震が観測されても、気象庁は「噴火警戒レベルを上げる必要はない」と判断し、御嶽山の研究者も「しばらく様子を見守ることでよい」とした。その根拠は「御嶽教」のシーズンは8月に終わっているので、登山者はいないということだった。だが実際は紅葉の季節で、絶好の登山日和。はじめての登山という小学生も登っていた。昼時の噴火時には、大勢の登山客が頂上付近にいたのだ。◆気象庁は御嶽山を東京からモニター越しにしか観測していなかった。そして警戒レベルを1にしたまま、火山性地震の急増について「解説情報」を伝えていた。しかし地元自治体は「レベル1」であることを根拠に、登山者に情報を伝えることはしなかった。メ~テレほかメディアの多くも、御嶽山の異常を報じなかった。報道機関も専門家も気象庁も、活火山である御嶽山に対して油断があった。番組では、メ~テレの報道機関としての責任についても言及する。


cinematic_blurドキュメンタリーondemand_video報道・時事tvテレビ番組
生きづらさの理由

我が子は他の子とどこか違うと戸惑いながら子育てしている親が増えている。発達障害の子を持つ親たち。発達障害のある子と長年関わり、障害の特性を見極めてきた通信制高校の学習支援センター伸楽ひふみ学園(石川県野々市市)の佐藤公一学園長は、「自己肯定感が生きる意欲を引き出す」という。彼らは周囲の無理解のために傷ついていた。番組では3組の親子を取材し、ありのままの彼らの生きづらさの理由を見つめる。◆高機能自閉症の岡西瑠華さんの高1から卒業後までを取材。コミュニケーションが苦手だが、数学検定1級ほどの知識があり、考案したパズルの製品化企画がある。そんな彼が社会と接点を持ち始めた。何が彼のやる気を引き出し、どのように変わっていったのか。ADHD注意欠陥多動性障害で苦しむ高1の谷口晴矢さんが再生を目指す様子、高機能自閉症の土田泰彰さん親子が社会に適応しようと努力する様子も紹介する。◆「発達障害」は同じものがなく、それぞれが悩みと苦しみを抱えている。その子育ては困難が多く、支援体制も整っていない。現状を伝えるともに、親たちが気づいたと話す、どんな子育てにも共通する“大切なこと”を紹介する。


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