テレビ番組
新ふるさと百景 幸せを運ぶおもっつぁん ~松江市秋鹿町~
番組ID
210506
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
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放送日時
2016年03月06日(日)10:55~11:25
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養
放送局
日本海テレビジョン放送(NKT)
製作者
日本海テレビジョン放送(NKT)
制作社
日本海テレビジョン放送(NKT)
出演者
スタッフ
概要
時代の流れとともに消えようとしている、ふるさと島根・鳥取の素顔、自然、生活、文化、伝承行事などを、映像遺産として後世に伝えるシリーズ番組。太田胃散文化スペシャル。◆裸で山を駆け降りる男たち。担いでいるのは100kgを超える大きな餅。島根県松江市秋鹿町に伝わる奇祭「おもっつぁん」だ。正式には、高祖寺大日堂修正会。大きな餅にちなみ「おもっつぁん」と呼ばれている。1200年前、平安時代の頃から始まったとされ、正月に雑煮を食べる風習の原点と言われる独特な祭り。旧正月に、その裏山に建てられた大日堂から先祖の霊を移した餅を村へ運びだす儀式が、おもっつぁんだ。おもっつぁん前日、直径80cm重さ100kgを超える大きな餅に、担ぐための太いかずらや棒やかずらをほぐした白房を付ける。総重量は130kg以上にもなる。日が落ちると、住民は大餅を大日堂へ運ぶ。大日堂は女性の子宮に見立てられ、餅を運び入れたことで、餅に命、すなわち先祖の霊が宿るのだ。おもっつぁん当日、先頭を駆けるのは童子。その声は産声を表している。そして、女性の子宮に見立てた大日堂から大餅を運び出す。大餅はそれぞれ本谷地区と井神地区の方角、二手に分かれ、約1kmの坂道を一気に駆け降りる。速く村へ運ぶほど縁起がいいとされ、「えんやーさっこい」の掛け声には、今年もたくさん米がとれるようにとの願いが込められている。集落を練り歩いた後、大餅は家の数だけ均等に切り分けられる。