テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

ゆうなぎ

番組ID
210565
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2015年05月31日(日)03:00~03:55
時間(分)
53
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
南海放送(RNB)
製作者
南海放送(RNB)
制作社
南海放送(RNB)
出演者
スタッフ
ディレクター:寺尾隆、撮影:安庭慎也、プロデューサー:松下和明
概要
広島と愛媛を結ぶ来島海峡大橋のたもと、瀬戸内海が運んでくる潮風が吹き抜ける小さな漁師街、それが愛媛県今治市大浜1丁目。そこにとにかく明るいお母さん、ミーコちゃんのお好み焼店「昌万」がある。日々「ご近所さん」が集い、笑い、悩みを語り合う。中でも目の前の独居老人、95歳の味岡のおいさんは毎日のように店を訪れ、ミーコちゃんと話すのが楽しくて仕方なかった。そんな人たちが暮らす大浜1丁目が変わったのは2009年。車1台通るのがやっとだった通りが、2車線の大通りに広げられることになる。立ち退きを余儀なくされた人々。入院していた味岡のおいさんも大阪にいる娘のところへと行くこととなった。去年には昌万のお隣りの春ちゃんも、高齢のため娘のいる都会へ移った。徐々にいなくなるご近所さん。しかし、ミーコちゃんの脳裏に残るのは賑やかで、遠慮がなく、裸の付き合いが出来た“あの頃”だ。67歳になったミーコちゃんは今年、あることを思い付く。

同じ年代の公開番組

映像’15 なぜペンをとるのか 沖縄の新聞記者たち

2015年6月、自民党の勉強会で安保法制をめぐり、講師として招かれた作家の百田尚樹氏が「沖縄の新聞2紙は絶対潰さなあかん」と発言、近畿選出の長尾敬衆議院議員も「沖縄は左翼勢力に乗っ取られた新聞の牙城で世論がゆがめられている」と述べていたことが発覚し、報道への圧力をかけるものとして批判を浴びた。◆沖縄の新聞2紙と名指しされたのは「琉球新報」と「沖縄タイムス」で、米軍基地に対しては一貫して縮小を主張、辺野古移設についても反対の論陣を張っている。発言の背景には自民党政権の「沖縄世論」への苛立ちがあると見られる。「報道は公正中立であるべき」といわれるが、そもそも報道における中立とは何なのだろうか。メディアは誰のため、何のために報道するのか、その根本が今問われている。◆本土ではほとんど知られていない沖縄の新聞。番組では、「潰せ」発言を機に「琉球新報」の1か月を密着取材。新聞社の内部に入り込み、沖縄のジャーナリズムの根源を探るとともに本土との温度差を浮き彫りにし、本来メディアに求められる役割を問い直し、日本の民主主義のあり方に直結する問題を考える。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
ザ・ノンフィクション エイゴの青 ~義足のシングルファーザー~

「エイゴ」というあだ名の川島晋一さん(48歳)。エイゴは今から20年前、28歳の時に事故に遭い、両足を切断し、義足で生活している。そんなエイゴは、4年前に離婚し、長男は母親が育て、次男以下の3人をエイゴが男手ひとつで育てている。中学1年生の次男・望亜、小学4年生の長女・さら、小学1年生の三男・世主亞ら3人の朝食を早朝から作り、学校に送り出し、洗濯をする毎日。なかなか言うことを聞かない子どもたちに手を焼き、エイゴには休む暇もない。今のエイゴにとっては子育てが一番の問題だった。ステンドグラス職人であるエイゴはこれまで「海」を題材にした作品をいくつも作ってきた。そしてある日、作品作りのため、エイゴは沖縄の慶良間(ケラマ)の海へ向かう。自分で義足を改造してフィンをつけ、ケラマの海に潜る。そしてその海の底で、エイゴは家族にとって大切なものを見つけるのだった。事故で両足を失い、離婚し、シングルファーザーとなったエイゴは、どうやって悲しみを乗り越え、今日を生きているのか。番組は、義足のシングルファーザー、エイゴの生きる姿を通じて、「人が生きる」ということを、改めて問い直す。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組