テレビ番組
電気・ガス・水道料金ゼロ テンダーの思い
番組ID
210639
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2015年05月30日(土)13:50~14:45
時間(分)
47
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
鹿児島テレビ放送(KTS)
製作者
鹿児島テレビ放送(KTS)
制作社
鹿児島テレビ放送(KTS)
出演者
ナレーション:山上智
スタッフ
構成:中本麻理、撮影:山内誠洋、音声:前島大樹、タイトル:福岡悟、デザイン:鈴真一、MA:中嶋泰成、音響効果:岡野登志也、編集:宮村浩高、ディレクター:熊田智彦、プロデューサー:加治屋潤、制作:山口修平
概要
電気、ガス、水道。我々の生活に欠かせないライフラインを一切契約せずに暮らす男が、鹿児島の山里に住んでいる。小崎悠太、32歳。通称“テンダー”。髪の毛は伸び放題、冬の時期でも裸足にサンダル。木に登って昼寝するのが至福の一時。住まいの家賃は年間1万円。単なる節約生活を送る若者かと思いきや、暮らしの至る所に「環境」に対する思いが詰まっていた。◆1年半前、テンダーは高齢化率8割を超える鹿児島県南さつま市金峰町・長谷集落の空き家に移り住んだ。築44年の住まいで、裏山から引いた水が出るし、薪を燃やして調理もできる。電源は太陽光だ。テンダーがこの生活を送るようになったのには、父親の存在が大きく影響している。◆父・徹さんは、国内の大手製造会社に勤務し、福島第一第二原発など、原子炉圧力容器の設計に携わってきたエンジニア。テンダーは幼いころから原子力が日本の未来を切り開く鍵になると、父から聞いて育った。そして23歳のとき、知人からの誘いで青森県六ケ所村に1年間滞在。改めて暮らしや電気について考えを巡らせた。そして、辿りついたのが、環境に出来る限り負荷を与えない今の生活だった。◆テンダーはこの暮らしを自己完結させようとは思っていない。「発信」こそが自分の役割だと考えている。エネルギーや食糧の問題は、日本が対峙しなければならない重要な課題だ。テンダーの暮らしには課題を解決するヒントが隠れているのかもしれない。FNSドキュメンタリー大賞特別賞。