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テレビ番組

わしらの声は、届くかのぉ ~被爆者75歳 NYへ行く~

番組ID
210968
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放送日時
2017年08月06日(日)14:00~14:55
時間(分)
50
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
テレビ新広島(TSS)
製作者
テレビ新広島(TSS)
制作社
テレビ新広島(TSS)、TSSプロダクション
出演者
ナレーション:中元日芽香
スタッフ
構成:平和紘、撮影:石本澄子、編集:佐々木誠治、EED:柳谷基司、MA:瀬島敬史、音声:佐伯昌彦、音声:倉西正幸、音声:矢舗優佳、音声:中川愛実、音声:東健介、音声:松村未緒、広報:笹野浩愛、広報:藤井英里子、ディレクター:井上文、プロデューサー:新庄壮一
概要
「核廃絶をいくら訴えても効果がないんかのう」。北朝鮮のミサイル発射や核兵器開発のニュースを目にするたび、箕牧智之(みまきとしゆき)さんは肩を落とす。箕牧さんは原爆投下の翌日、父親を探して母親と広島市内に入り、被爆した。退職後、被爆体験を次世代に伝えたいと、語り部活動などに参加するようになったが、3歳で被爆した自分には、「あの日」の記憶がわずかしかない。被爆者としては最も若い世代となる箕牧さんは、その記憶を埋めるように、ほかの被爆者を訪ね、体験や核廃絶への思いの聞き取りを始めた。当時女学生だった女性や、被爆者で物理学者の男性の言葉を受け止め、箕牧さんは、改めて「あの日」の真実に向き合っていく。そして2017年6月、箕牧さんは国連が「核兵器禁止条約」制定を目指す交渉会議に被爆者の声を届けるため、ニューヨークを訪れる。各国の政府代表に写真を見せながら懸命に訴えるが、この会議に日本とアメリカの代表の姿はなかった。むなしさ、くやしさを味わいながらも、箕牧さんは決して諦めず、アメリカの市民に、中学生に「ヒロシマの心」を訴える。

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