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テレビ番組

唐招提寺 平成の大改修 4000日の全記録

番組ID
211301
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放送日時
2009年11月26日(木)21:00~22:54
時間(分)
102
ジャンル
school教育・教養
放送局
BS-TBS
製作者
BS-TBS、TBSビジョン
制作社
BS-TBS、TBSビジョン
出演者
スタッフ
監修:鈴木嘉吉、構成:新貝典子、選曲:荒川誠人、撮影:福田功、撮影:水谷奨、音声:松野悠、音声:松本智、照明:竹内勇喜、照明:西口健太、編集:村上安弘、EED:鶴見仁、EED:山本千咲、MA:島川和佳、MA:新庄正昭、AD:佐藤貴晃、広報:名塚豊、ディレクター:匂坂緑里、ディレクター:寺内重孝、プロデューサー:高柳等、プロデューサー:金丸尚志、制作プロデューサー:高橋正嘉、制作プロデューサー:竹内紀一郎
概要
奈良の世界遺産・唐招提寺金堂が大改修を終え、2009年11月に落慶を迎えた。修復前の金堂は、大地震で倒壊する危険性があった。しかし、1250年の風雪に耐えてきた建物を、どの時代の形に戻すのか。なるべく元の形に復元した上で、倒れなくするにはどうしたらいいのか。12年前、まるで禅問答のような、修理が始まった。瓦、材、壁、釘、漆喰とバラバラに解体された部材は徹底して調査され、1000年後を見越して材料や工法の選択が検討された。そしてそれぞれの職人が選んだものは、1300年前の「天平」の姿だった。それがどんなものだったのかわからない中で、平成の智恵で模索する試みが続いた。そして4000日目、大改修完了のこの日を迎えた。「天平」に挑んだ平成の匠たちの4000日にわたる戦いの足跡を、素材と技に焦点を当ててつぶさに描いた。
受賞歴
芸術祭賞(第64回優秀賞)、放送文化基金賞(第36回ドキュメンタリー番組優秀賞)

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FNSドキュメンタリー大賞 ―なぜ息子が― 失われた命 踏み出した一歩

2007年9月、佐賀市の国道。安永健太さん(25歳)が自転車で車と車の間を縫うように蛇行運転していたとして、巡回中のパトカーが健太さんを呼び止めた。知的障害のある健太さんは、授産施設からの帰宅途中だった。暴れた健太さんを警察官がうつ伏せにし、そして…健太さんは直後に死亡した。警察は「知的障害者とわからなかった」。◆健太さんが亡くなる一年前、障害者が地域で安心して暮らせる社会の実現を目指すとした障害者自立支援法が施行されていた。施設から地域に活動の場を広げようとするなか、「障害者を世間に出すな」という非難の声。「地域のなかで生活させてあげたい」切なる親の願いと現実とのギャップに対し、一体どうすればいいのか。◆父、知的障害者の保護者、施設を運営する人たちに、大きなショックと苦悩をもたらした健太さんの死。佐賀にとどまらず、全国に波及していった。そして遠くから届いた「SOSボード」(パニックになった知的障害者への接し方を記す)は、一筋の光をもらたした。それは東京都町田市に住む知的障害のある子どもの母親が健太さんのことを知り、手弁当でつくって市内に配ったもの。「健太さんは私の息子によく似ています。死は無駄になっていませんよ」と。二度と繰り返さないために、苦しみながらも前向きに踏み出す人たちの1年半を追う。


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