テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

ytvドキュメント パーの手がしたい ~筋電義手の子どもたち~

番組ID
212205
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2017年05月22日(月)01:57~02:56
時間(分)
48
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
讀賣テレビ放送/読売テレビ放送(YTV)
製作者
讀賣テレビ放送/読売テレビ放送(YTV)
制作社
讀賣テレビ放送/読売テレビ放送(YTV)
出演者
ナレーション:林マオ
スタッフ
撮影:鬼塚直樹、編集:秋山進吾、EED:中澤丈、音響効果:久保秀夫、MA:久保秀夫、ディレクター:橋本雅之、プロデューサー:阿部裕一
概要
奈良県生駒市に住む神陽喜(はるき)くん(7歳)は、生まれつき左手のひじから先がない「先天性左前腕欠損」だ。負けず嫌いで、幼稚園の工作でも張り切る元気な男の子だが、ある日、左腕がないことで思うように制作ができず悔し涙を流すようになった。「この子の願いを叶えてやりたい」。両親は“筋電義手”に望みを託した。それは筋肉の微弱な電気を読み取り、本人の意思で指を動かすことができるロボットハンドだ。腕のない子どもたちにとって一筋の希望だが、一台150万円と高額だ。陽喜くんの主治医・陳隆明さんは2015年、寄付金と県の補助金で筋電義手を購入して「小児筋電義手バンク」を作った。現在、兵庫県立リハビリテーション中央病院では15人の子どもたちがバンクの義手を使って訓練に励んでいる。先天的に腕のない子は、全国に1000人近くいると推定される。しかし小児筋電義手は高額な上、医療保険が適用されないため普及が一向に進まない。陳医師は、徹底したコストカットにより、ドイツ製の3分の1の値段の義手制作に取り組みはじめた。3月には、完成した義手を持って厚労省を訪れ、訓練用の筋電義手への公的支援、そして国主導での訓練施設づくりを訴える予定だ。“魔法の手”で夢を描き始めた子どもたちの成長と、一人でも多くの子どもを笑顔にするために奮闘する医師の姿を伝える。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(第66回放送と公共性優秀)

同じ年代の公開番組

FNSドキュメンタリー大賞 あっぱれ!盛岡文士劇 盛岡文士劇念願の東京公演に密着

明治23年(1890)に、文学結社「硯友社」の尾崎紅葉らが演じたことで始まった「文士劇」は、娯楽が少ない時代に人気を博した。その文化はみちのく岩手・盛岡にも及び、東京では途絶えた今も「盛岡文士劇」として続いている。盛岡でも一度は途絶えたが、地元の声により平成7年(1995)に復活。チケットは即日完売した。役者は地元の作家・記者・アナウンサーなど多岐にわたり、岩手に縁のない遠方に住む人気作家も文士劇を愛し、参加するほどだ。復活から22回目を迎えた今年、盛岡文士劇は本家本元の東京へ進出を決めた。団長や脚本家などが夢みた東京公演だったが、数々の問題が浮上。団長と演出家の体調不良による不参加。主役に抜擢された演劇初心者の若い女性アナウンサー。東京公演ということで人気作家の数も例年より多く稽古も全員揃うことがなかなかない。それを支える地元スタッフ。演目の「義経」は、平安浄土みちのく平泉に逃げ延びた義経の生き様から命の貴さを伝える。東日本大震災などで多くの命を亡くしたみちのく岩手で続く「盛岡文士劇」が今、東京公演を行う意義は文化継承の大切さだけでなく、命の大切さを改めて考えてもらうためだ。様々な困難を乗り越え東京公演を行うまでを追った。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組