テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

山懐に抱かれて

番組ID
213384
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2018年11月21日(水)02:38~04:08
時間(分)
90
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
テレビ岩手(TVI)
製作者
テレビ岩手(TVI)
制作社
テレビ岩手(TVI)
出演者
ナレーター:江口アミ
スタッフ
撮影:田中進、撮影:ますげん、撮影:柳田慎也、ドローン撮影:上屋敷大輝、タイトル:紺野遼真、技術:佐々木健一、構成:佐藤幸一、編集:佐藤幸一、ディレクター:遠藤隆、プロデューサー:遠藤隆
概要
岩手県で山を切り開き、「山地酪農」に取り組んできた吉塚さん一家を24年にわたり取材したドキュメンタリー。◆千葉県市川市出身の吉塚公雄さん(67歳)は、東京農業大学在学中に猶原恭爾博士が提唱した「山地酪農」を知った。夏も冬も牛を山に放ち、シバと自前の牧草で牛を育てる、自然に近い酪農だ。森林を活用した循環型農業に魅せられた吉塚さんは、牧場開拓のため岩手県田野畑村に移り住んだ。夜も明けぬうちから働いて、木を切り倒し、牛を放ち、シバを一本一本植える暮らし。採れる牛乳は安全で安心だが少量しか採れず、貧しい生活が続く。吉塚さんはプライベート牛乳の製造、販売に挑戦し、食への不安が高まる中、山地酪農の牛乳は順調に売上を伸ばすことに成功する。子どもたちの成長につれ、頑固な公雄さんと農場経営について対立もあったが、牧場経営は長男の公太郎さん、牛乳販売は三男の純平さんが受け継ぎ、公雄さんの夢だったチーズなどの乳製品作りは四男の雄志さんが実現した。今は孫たちも牧場を手伝い始め、吉塚さんが自らの人生を掛けてきた「山地酪農」は親から子に、そして孫たちに受け継がれている。
受賞歴
芸術祭賞(第73回ドキュメンタリー部門優秀賞)

同じ年代の公開番組

かんたくんとかえでちゃん ~輪島一家の涙と笑いの日々~

金沢市内の小学校の特別支援学級に通う輪島貫太君(小6)は、イラストが得意で将来の夢はアニメ作家だ。妹の楓さん(小4)はおとぎ話の世界をイラストや切り絵にするのが大好き。二人は自閉症で気持ちを伝えることや他人の言葉の意味を理解することが苦手である。また音に敏感でパニックを起こすこともある。しかし、二人は好きなこと、得意なことに一生懸命だ。両親はその姿を見て、個性を伸ばし、可能性を広げてあげたいと二人の制作を応援、二人が作り出す世界の楽しさを多くの人に知ってもらいたいと、イラストや切り絵を日本手ぬぐいやクッションにする活動を始めた。一昨年、地元デザイナーの目に留まり、注目の兄妹アーティストとして紹介され、公共施設のシンボルマークや室内装飾に採用された。そして、初の個展を開催する。親亡き後の二人の行く末を案じる両親は、活動が将来の支えにつながり、仲間と出会う機会になればと話す。創作に懸命な子どもたちと、全力で応援する両親、困難を抱えながらも笑い声が絶えない輪島さん一家の涙と笑いの日々を追った。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
日本遺産 シーズン2〔3〕 日が沈む聖地出雲(島根県) / 鯨とともに生きる(和歌山県)

日本各地の有形無形の文化財を歴史的ストーリーで結び合わせ、文化庁が認定した「日本遺産」を各回2件ずつ紹介し、今まで知っているようで知らなかった日本を美しく描き出す。(シーズン2:2017年12月3日~2018年2月11日放送、全6回)◆第3回。前編:「日が沈む聖地出雲~神が創り出した地の夕日を巡る~(島根県)」。島根半島西端の海岸線は、出雲神話の舞台として知られ、海に沈む夕日の美しさを見るため、多くの人が訪れている。しかし、出雲の人々が、いにしえから夕日にちなんだ社を祀り、畏敬の念を抱き続けてきたことは、あまり知られていない。夕日に向かって祈りを捧げる独特の文化が、なぜ出雲の地で連綿と続いてきたのか、その歴史に迫る。◆後編:「鯨とともに生きる(和歌山県)」。鯨は日本人にとって信仰の対象となる特別な存在であった。人々は、時折浜辺に打ち上げられた鯨を食料や道具の素材などに利用していたが、やがて生活を安定させるため、400年ほど前に捕鯨に乗り出した。捕鯨の長い歴史を持つこの地域では捕鯨の面影を残す旧跡が町中や周辺に点在し、鯨にまつわる祭りや伝統芸能、食文化が今も受け継がれている。(後編はコンクール入賞を記念した再放送)


cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養tvテレビ番組