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テレビ番組

“不幸な子ども”を生きて ~旧優生保護法がもたらしたもの~

番組ID
213799
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放送日時
2018年11月21日(水)02:17~03:11
時間(分)
48
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
北海道放送(HBC)
製作者
北海道放送(HBC)
制作社
北海道放送(HBC)
出演者
ナレーション:村井裕子
スタッフ
撮影:星原康伸、音声:志田和音、編集:宮田慧、整音:西岡俊明、写真:米長仁、写真:岩本彩、取材:森創一郎、取材:澤田紗季、ディレクター:構二葵、プロデューサー:山崎裕侍
概要
“優生上の見地から、不良な子孫の出生を防止する…”。第一条にその文言を掲げる「旧優生保護法」は1948(昭和23)年に成立した。この法律のもと、日本各地では知的障害などを理由に、強制的な不妊手術が進められた。手術を受けた人の数は、全国でおよそ1万6500人。なかでも北海道は全国最多の2600人に及んだ。去年秋、北海道庁の地下である資料が発見された。強制的な不妊手術を「適」と判断した道の通知であった。資料を調べていくと、道は当時、障害者を「不幸な子ども」と呼び、積極的に手術を推し進めていたことが分かった。子どもを産み、育てる権利は誰にでもあるのではないか―。「旧優生保護法」は違憲だったとして、不妊手術を強制された被害者たちが全国で声を上げ始めた。なぜ人権侵害と言われる法律が50年間も放置され、誰も疑問の声を上げることができなかったのか。そして、法律はいったい何をもたらしたのだろうか。ようやく照らし出され始めた「旧優生保護法」の闇を検証する。

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