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テレビ番組

FNSドキュメンタリー大賞 よっちゃん 命の大切さを伝えた紙芝居「つなみ」

番組ID
213808
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放送日時
2018年05月26日(土)15:00~15:55
時間(分)
47
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
岩手めんこいテレビ(MIT)
製作者
岩手めんこいテレビ(MIT)
制作社
岩手めんこいテレビ(MIT)
出演者
ナレーション:池田三紗、ナレーション:小野寺瑞穂
スタッフ
撮影:浅沼淳一、撮影:佐々木聡、撮影:今野賢也、撮影:佐々木潤、撮影:金和則、撮影:笠原修、撮影:千葉匠、撮影:佐藤貴広、音声:佐々木大輔、広報:久保郁子、CG:本村真由美、CG:吉田葉子、MA:山内智臣、取材:工藤哲人、取材:井上智晶、協力:山下文男、協力:小川憲昭、ディレクター:鎌田淑子、プロデューサー:一戸俊行
概要
岩手県の三陸海岸は地震に伴う大津波の度に大きな被害を受け、多くの命が奪われてきた。岩手県宮古市田老で生まれ育った田畑ヨシさんは、津波を防ぐのは難しいが、伝えることならできると考え、紙芝居を作った。そこには、幼少の頃に明治三陸地震津波を経験した祖父から聞いた話と、自分が幼い頃に体験した昭和三陸地震津波の恐怖、その後の生活の苦しさが描かれている。主人公“よっちゃん”はヨシさん自身だ。初めは孫のために描いた絵本だったが、後世に語り継ぐ大切な教材として注目された。2011年に発生した東日本大震災。その津波で、ヨシさんは家を流され、長男が住む青森に移住することとなる。そこでヨシさんは故郷・田老を思いながら新たに紙芝居を描いた。全国から、紙芝居を読んで欲しいという依頼が寄せられ、今度は娘と共に再び読み聞かせを始めた。“いのちてんでんこ”。自分の命は自分で守るように語り続けたヨシさんは、2018年2月、故郷から遠く離れた青森で亡くなった。38年に渡って紙芝居を読み続けた田畑さんの人生を綴り、故郷・田老を思い続けた“よっちゃん”の思いを伝える。

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