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テレビ番組

NHKスペシャル 自閉症の君が教えてくれたこと

番組ID
214646
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放送日時
2016年12月11日(日)21:00~21:49
時間(分)
49
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
スタッフ
テーマ音楽:RiLF、協力:小川誠二(取材)、協力:大隅典子(取材)、撮影:渡瀬竜介、照明:水浪朋洋、音声:名越大樹、映像技術:伊部泰彦、音響効果:古川千鶴、映像デザイン:橋本麻江、コーディネーター:岸田忍、編集:森谷稔、ディレクター:丸山拓也、ディレクター:荒井俊之、制作統括:寺園慎一
概要
重度の自閉症である東田直樹さんは、人と会話をすることはできないが、文字盤を使えば豊かな表現力を発揮する。東田さんは文字盤を前にすると文字が次々と浮かんでくるという。東田さんによって、これまでわからなかった自閉症の人々の考え、気持ちが明らかになり、世界中の自閉症の子どもを持つ多くの家族が救われた。24歳になり、プロの作家となった東田さんは今、自閉症のみならず、さまざまなハンディ、苦しみを抱える人たちがどう幸せを見つけていけばいいのか、エッセイや小説を書いている。新たな挑戦を始めた1人の自閉症作家の迷いと成長の物語を、がんを患い、自らもハンディを抱えることになった丸山ディレクターの視線で描く。

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映像’16 よみがえる科学者 ―水戸巌と3.11―

30年以上前から3.11福島第一原子力発電所の事故を予見していたのか、「原発事故が起きればその地域は住めなくなる」と、危険性を住民に訴え続けた科学者がいた。その人物は東大原子核研究所出身の原子核物理学者・水戸巌(1933~1986)。反原発科学者の草分けとして知られる水戸は、原発建設が全国で始まる以前から、商業用原子炉の危険性について科学的見地から指摘し続けた。◆元漁師の桜井治さんは福島県浪江町で被災し、東日本大震災の発生から5年たった今も仮設住宅で暮らす。桜井さんは水戸とともに福島第一原発の海域でホッキ貝を調査した。「水戸さんの警告に耳を傾けていれば…」と悔やむ。水戸は住民から頼まれれば手弁当でどこにでも出かけた。原発発祥の地、茨城県東海村で起こされた東海第二原発訴訟。建設中止を求める住民に寄り添い、災害時のシミュレーションを独自に行った水戸は、法廷に立ち、原発の安全神話を唱える国に反論した。◆しかし水戸は、旧ソ連のチェルノブイリ事故が起きた1986年の暮れ、厳冬の剣岳で息子たちとともに命を落とす。悲しみにくれていた妻・喜世子さんは、東日本大震災の福島原発事故をきっかけに、水戸が残した警告を伝えようと立ち上げる。戦後まもなくアメリカが提唱した「原子力の平和利用」の名の下に原発政策を推進した日本。水戸巌は何を思い、ひとりの科学者としてどう生きようとしていたのか、足跡を追った。


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