テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

NNNドキュメント’20 静かな時限爆弾 ~阪神大震災25年 迫るアスベストの脅威~

番組ID
214772
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2020年02月17日(月)00:55~01:25
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
讀賣テレビ放送/読売テレビ放送(YTV)
製作者
讀賣テレビ放送/読売テレビ放送(YTV)
制作社
讀賣テレビ放送/読売テレビ放送(YTV)
出演者
ナレーション:松尾スズキ
スタッフ
撮影:木谷公久、撮影:小林宏彰、編集:加野理史、EED:中澤丈、音響効果:久保秀夫、MA:久保秀夫、ディレクター:平田博一、プロデューサー:吉川秀和、チーフプロデューサー:堀川雅子
概要
兵庫県明石市の職員だった島谷和則さんは、2013年に中皮腫のため49歳の若さで死亡した。中皮腫はアスベスト(石綿)を吸い込むことで引き起こされると言われる。島谷さんは震災後がれきの撤去作業を行っていたが、当時アスベストの危険性はあまり知られておらず、マスクをせずに作業していた職員もいたという。兵庫県内では震災がれきの撤去に携わった作業員ら5人の中皮腫が労災(公務災害)認定されたが、島谷さんのケースは認定されず、島谷さん亡き後、妻や同僚が公務災害の認定を求める裁判を起こした。アスベストは2006年から製造、使用が禁止されたが、現在、全国で中皮腫による死者は年間1500人以上。震災から25年が経ち潜伏期間が終わることと、当時、各地から警察、消防、自衛隊などが応援に入っていたことから、被害の拡大が懸念される。また、今なおアスベストを含む建物は全国に280万棟ほど残っているとされる。震災アスベストの問題は、過去の話ではない。
受賞歴
ギャラクシー賞(第57回奨励賞)

同じ年代の公開番組

もう一度めぐみと… “拉致”と横田滋さんの43年

北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの父である横田滋さん(87歳)が、2020年6月5日に亡くなった。娘との再会を願い続け、すべてを捧げた人生だった。めぐみさんは、1977年11月15日、新潟市の中学校からの下校途中に行方不明になった。「娘は拉致され、北朝鮮にいる」。滋さんと母・早紀江さんのもとに衝撃的な知らせが届いたのは1997年のこと。テレビ新潟は、拉致の疑いが明らかになった97年から滋さんと早紀江さんの活動を追い続けてきた。2002年、北朝鮮は拉致を認める。しかし、5人の拉致被害者が帰国して以降、問題は全く進展していない。滋さんは病を患って入院生活を送るようになり、めぐみさんとの再会が叶わぬまま息を引き取った。番組では、こうした歴史や動きを振り返りながら、幸せな家族を突然引き裂いた拉致の残酷さ・理不尽さを浮かび上がらせる。滋さんの死により、まだ帰国を果たせていない拉致被害者の親世代は早紀江さんを含めて2人だけになった。「もう一度、めぐみと…」娘との再会を願い続けた43年。滋さんが私たちに残した言葉を通して、拉致問題の解決に何が必要か考える。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組