テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

コロナといのちの選別 ―感染で隔絶された人々―

番組ID
215750
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2020年05月30日(土)17:00~17:30
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
北海道文化放送(UHB)
製作者
北海道文化放送(UHB)
制作社
北海道文化放送(UHB)
出演者
ナレーション:田辺桃菜
スタッフ
撮影:八重崎邦宏、撮影:近藤広伸、撮影:林亮太、撮影:高畑祥文、音声:山田智貴、音声:溝渕咲希、編集:佐々木塁、タイトル:齊藤雄司、CG:齊藤雄司、音響効果:梅原浩介、MA:梅原浩介、TK:関昌代、ディレクター:福田真奈、ディレクター:田中うた乃、ディレクター:鎌田祐輔、ディレクター:水井清浩、チーフディレクター:佐藤創、プロデューサー:喜多真哉
概要
新型コロナウイルスの第2波に見舞われた北海道で、最大のクラスター(集団感染)が起きた札幌市の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」。90人以上が感染し、入所者11人が施設内で死亡した。「汚れているシーツを一切替えてあげられなかった」。介護士が重い口を開き悔やむ。隔絶された施設内で、応援もなく、次々と感染していく現場の人々。極限下で「いのちの選別」が行われていたのだという。「現場の医師の判断だった」と説明する保健所と「保健所がすべてを調整していた」と反論する現場。そして、遺族は「真実が知りたい」と訴え、食い違う説明に憤る。施設内で何があったのかを証言から描く。

同じ年代の公開番組

ぼちぼちと 西日本豪雨と3世代家族の1年10ヵ月

2018年7月、西日本を襲った豪雨は岡山県にも大きな被害を及ぼした。倉敷市真備町では川の堤防が決壊し、町の3割が水没。真備町で、先祖代々の田んぼを守ってきた福島和雄さん(59歳)は、その夜、孫娘のお誕生日会をしていたが、危険が迫り、一家はケーキも部屋の飾りもそのままに避難した。家族に怪我は無かったものの、妻と娘夫婦、2人の孫の6人で暮らしていた自宅を失った。農機具も使えなくなるなどの被害に、コメ作りを諦めかけた福島さんだったが、イネは豪雨に負けずに成長を続けていた。一家は、再び真備町に戻ってくることを誓い、町外の仮設住宅で生活再建を目指すことになった。福島さんは、水害を乗り越えながら田んぼを広げてきた亡き父に思いを馳せ、農業への思いを新たにする。一方で、被災して転校しなければならなくなった小学4年生の孫にある異変が起きていた。また、妻は思い出が詰まった家の解体を前に、生活再建への不安がこみ上げてくる。そんな家族に福島さんがかけてきた言葉は「ぼちぼちと」。苦しい時は抗うのではなく、ゆっくり前を向けばいいという口癖だった。西日本豪雨から1年10カ月、ある3世代家族のその後を見つめた。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
ytvドキュメント COVID-19の設計図 ~未知のウイルスとの闘い 次の一手は~

京都府庁内に設けられた「入院医療コントロールセンター」では、府内の新型コロナウイルス感染者を病院やホテルに振り分けている。このコロナ対応の最前線の場で中心的な役割を果たすのが、高階謙一郎医師(京都第一赤十字病院・救命救急センター長)だ。これまで災害派遣医療チーム(DMAT)の一員として、様々な災害現場に臨場し、集団感染が起きたダイヤモンド・プリンセス号でも対応にあたった。その経験を生かして、京都第一赤十字病院では、コロナ疑いの患者が連日搬送される救急現場で治療にあたる。“第二波”を前に、医療界では様々な問題が顕在化している。救急患者からコロナ疑いの患者を確実に発見し、院内感染防止を徹底するほか、認知症、周産期、精神疾患など「立場の弱い感染者の受け皿が少ない」問題も急務。さらに、コロナ患者を受け入れた病院の経営状況も危機を迎えていた。きたる第二波に向け、高階医師をはじめとした医療界はどう動くのか。また、感染拡大を防ぐ切り札としてワクチン開発も期待される。大阪大学で長年研究を続けてきたウイルス学の権威・松浦善治教授は「ワクチン開発は国家防衛」だと話し、関西で感染が急拡大した2020年3月からワクチン開発に着手した。番組ではその様子にも密着する。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組