テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

桜SOS ~フードバンクと令和の貧困~

番組ID
215785
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2020年05月06日(水)10:25~11:25
時間(分)
54
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
テレビ新潟放送網(TeNY)
製作者
テレビ新潟放送網(TeNY)
制作社
テレビ新潟放送網(TeNY)
出演者
ナレーター:松本光生、語り:杉本ゆう、語り:山川琴美、語り:品田美穂
スタッフ
編集:瀧澤陽一、タイトル:高橋大、ミキサー:浜口崇、音響効果:増子彰、ディレクター:加藤頌子、ディレクター:捧美和子、構成:日笠昭彦、プロデューサー:芝至、チーフプロデューサー:須山司
概要
「子どもにおなかいっぱい食べさせてあげられない」とうい切ない思いを抱える母親が、この令和の時代にも多くいる。新潟県新発田市の民間団体「フードバンクしばた」は、経済的に厳しい家庭を支援するため、月に1~2回、米や食料品などを無償で届けている。番組では、支援を受けている家庭にアンケート調査を実施した。そこから浮かび上がってきたのは、現代社会では見えにくくなった貧困、声をあげられない人々のSOSだった。そして、進級や進学に掛かる費用に怯え、春の訪れに追いつめられている人々がいることがわかった。フードバンクの活動を通して、桜が咲き、本来なら希望にあふれるはずの“進学・進級の春”に苦しむ家庭の姿と令和の貧困の実態に迫る。

同じ年代の公開番組

日本のチカラ ペンターン女子 ~半島で私らしく生きる!~

宮城県の北端に位置する、気仙沼市唐桑半島。かつては遠洋マグロ漁などで賑わったこの半島も、人口減少と高齢化が進んでいる。そんな中、この半島に全国各地の女子たちが毎年のように移住している。年齢は主に20~30代。彼女たちは自らを「ペンターン女子」(半島を意味する英語「ペニンシュラ」+移住「ターン」)と呼び、唐桑で仕事をしながら、漁師や農家の手伝いをしたり、お祭りやイベントを盛り上げたりと、新しい風を起こしている。女性たちが集まり始めたきっかけは、東日本大震災。震災直後の気仙沼には、全国から学生ボランティアが集まった。東京出身の根岸えまさんもその一人。どん底から這い上がる地元の人々の姿を見て「この人たちと一緒に生きていきたい」と決意し、大学卒業後移住したのだ。彼女のような震災ボランティアを中心にその輪は広がり、震災から10年、「ペンターン女子」の中には震災当時小学生だったという人も現れ始めている。彼女たちはどんな生活をしているのか。ここで、自分らしく、豊かに生きる。そんな彼女たちに迫った。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
ytvドキュメント 遺族とマスコミ 京アニ事件が投げかけた問い

2019年7月に発生した京都アニメーション放火殺人事件。京都府警は遺族から実名報道や取材への意向を聞き取り、その内容をマスコミに知らせるという異例の報道発表を行った。遺族からの回答の多くは実名報道を拒否するものであった。しかし、マスコミは“いつも通り”犠牲者の実名を報じ、社会からは多くの批判を浴びることになった。報道機関は、これまで「国民の知る権利に奉仕」し、訴求力のある事実として、犠牲者の名前を伝えてきた。実際に、「息子は35(当時の死者数)分の1」ではないと語った被害者・石田敦志さんの父・基志さんは、実名報道を希望した。他にも実名報道を希望する声もあり、一定の意義はあったと言える。一方、ある遺族は実名報道を拒否した立場から、「実名は勝手に知らされるべきことなのか。被害者遺族の視点に立った報道を」と、報道が遺族をさらに苦しめた現実を語った。マスコミは遺族にどう向き合うべきなのか。京都アニメーションの放火殺人事件から1年以上が経ってもなお、事件が突き付けたマスコミへの課題は未だに明確な解決をみない。遺族とマスコミはどう向き合うべきかという、答えがないかもしれないこの問題について、様々な立場からの証言を積み重ね、紐解いていく。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
日本のチカラ 走れ!夢をのせた車 ~北海道・広がるやさしさの輪~

北海道・旭川市に、世界で1台だけのタクシーが走る。車体には、大雪山や旭橋などのマチの風景、そしてタクシーの絵。描いたのは、青山雄一さん(35歳)。自閉症スペクトラムという障がいがある。本格的に絵に取り組み始めたきっかけは、8年ほど前に事業所が行っていた美術支援だった。青山さんが通う障がい者福祉サービス事業所の理事長・野々村雅人さんは、独特なタッチの絵に引き込まれたと言う。絵には、青山さんが子どものころから大好きだというタクシーも必ず描かれていた。「本物のタクシーに絵を描こう。青山さんの夢を叶えよう」。事業所のスタッフの呼びかけに、地元の企業や学校も支援に加わった。2019年10月、青山さんにとって最高のキャンバスが用意された。本物のタクシーだ。青山さんの夢を聞きつけた地元のタクシー会社が車を提供してくれたのだ。タクシーに描くのは大好きなタクシー。母親の弥生さんは「きっとたくさんの人のチカラでできたこと。雄一の絵とみんなのつながりができて本当に良かったと思います」と微笑む。2020年9月、青山さんは2台目のタクシーにペンを走らせていた。「人を描いてみるかな。楽しいかも。笑っている人の顔を描く」。夢と笑顔をのせたタクシーが、また1台、北のマチを走る。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組