テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

二人のさくら 遺言

番組ID
215861
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2020年05月31日(日)00:55~01:50
時間(分)
45
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
南海放送(RNB)
製作者
南海放送(RNB)
制作社
南海放送(RNB)
出演者
ナレーション:吉田奈央
スタッフ
撮影:安庭慎也、撮影:三本靖二、撮影:西原智恭、撮影:西川浩平、ディレクター:寺尾隆、プロデューサー:木原悟
概要
愛媛県内子町立石相野。山の上の集落に、残っているただ一軒の家に暮らすのは竹崎勇さん(78歳)、一子さん(76歳)夫婦と犬1匹。春になると竹崎さん夫婦が一年のうち一番心待ちにしている日がやってくる。勇じいちゃんの植えた「しだれ桜」が咲く日である。名付けて「相野の花」。その桜を見に、多くの人々が勇さんの家にやってくる。「桜のドーム」とも言える優美な形状、そして池に映り込む美しさから、地元の人が「天下に並びない桜じゃ!」と自慢する桜である。そしてもう1つの理由が、勇じいちゃんのとびきりな笑顔のオマケが付くこと。ある人は写真を撮り、ある人は俳句を詠み、あるグループは三味線の演奏をする。2人きりだった勇じいちゃんの家はちょっとしたアミューズメントパークに早変わりする。日本の片隅で繰り広げられた、1本の美しいしだれ桜と夫婦の物語。

同じ年代の公開番組

忘れない3.11SP 海よ光れ ―最後の1年―

岩手県山田町立大沢小学校が、震災後の児童減少により2019年度で閉校することになった。大沢小では30年以上、「海よ光れ」というオリジナル劇を全校児童で演じてきた。明治三陸大津波や、大正時代のスルメイカの大漁など、大沢の歴史を祖父と孫との会話形式で描き、海の大切さを訴える劇である。秋の上演に向け、地域総出の総合学習が組まれ、漁業体験や小道具のスルメイカ作りを通して、子どもたちは物語の理解を深めていく。閉校に伴って劇の上演も最後になる。東日本大震災で大沢は95世帯中62世帯が全半壊。高台にある小学校は約5か月間、避難所になった。「海よ光れ」は翌年、上演が再開されたが、明治三陸大津波のシーンから、津波の悲惨さを伝える演出がカットされた。最後の演者である子どもたちは、6年生でも当時3歳。津波の記憶はほとんどない。最後の上演で津波の演技を復活するか、しないのか。決断は子どもたちにゆだねられた。2020年春、震災から9年、そして閉校の日が近づく。子どもたちは、先生たちは、地域の人たちは最後に何を思うのか。大沢小、最後の1年を追った。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
映像’20 13坪の物語 ~小さな本屋が愛される理由~

大阪市の街中に創業70年、わずか13坪の書店(隆祥館書店)がある。2代目店主・二村知子さんのもとには、人生で壁にぶつかった時、本に助けを求める人たちが訪ねてくる。家族の介護や仕事、日々の暮らし。二村さんが薦める本で話に花が咲く。二村さんは、入荷した本を読んでいつも考える。「この本は、“あの人”に合うのではないか」と。20年前におよそ2万2千店あった書店の数はいま、半分ほどになったと言われる。「書店の経営は、ただ送られてきた本を売れば良いのではない。本は、毒にも薬にもなる」。二村さんの父は、そう口にしていた。二村さんを支えているのは、父が残した「本は文化」という言葉だ。今年に入って、思いもよらない事態が起きる。新型コロナウイルスの感染拡大だ。営業を続けるべきか頭を悩ませていた時、お客さんから「学校も図書館も閉まっているいまだからこそ、開けていて欲しい」と言われた。その言葉が胸に刺さった。先の見えない時代、大手通販サイトが台頭する中で、町の本屋さんが潰れていく。だけど、どこか元気な二村さんの本屋さんにはどんな“秘密”が隠されているのか。そこから見えてくる“いまという時代”をみつめてみる。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
ザ・ノンフィクション 家族のカタチ ふたりのお母さんがいる家

佐賀県の山間の一軒家には、6人の子どもたちと1人の父親、そしてゆかりさんと裕子さんの2人のお母さん、9人の大家族・西山家が暮らす。父・嘉克さんは、全国を回る「書道アーティスト」で、ゆかりさんはそんな嘉克さんが好きになり、2012年に結婚。しかし、わずか8カ月後、嘉克さんは、ゆかりさんに衝撃の告白をする。仕事の助手である裕子さんのことも「好きになってしまった」というのだ。話し合いやケンカを重ね、ゆかりさんと裕子さんは、嘉克さんと3人、“事実婚”の形で一緒に暮らして行くことを決めた。それから7年、生まれた子どもは、全員嘉克さんの戸籍に入れる形で「お父さん1人と2人のお母さんと子ども6人」という不思議な生活が続いている。2人のお母さんは、母である前に女性として、互いに嫉妬や怒りを抱えながらも、一つ一つ乗り越えてきた。今では、2人で役割分担をしながら「一つの家族」が成り立っているようにも見える。そんな中、父・嘉克さんと唯一、血が繋がっていない裕子さんの子の14歳長男は、中学卒業後、この家を出て行くべきかどうか悩んでいた。「家族」とは、「夫婦」とは、「親子」とは。そして「幸せ」とは何なのか。西山家が探し続ける「家族のカタチ」を見つめる。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組