テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

私たちゲストハウス暮らし

番組ID
215919
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2020年05月30日(土)14:05~14:50
時間(分)
42
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
山形放送(YBC)
製作者
山形放送(YBC)
制作社
山形放送(YBC)、プライド・トゥ
出演者
ナレーション:牛島可南子
スタッフ
タイトル画:遠藤真弓、CG:市川来夢、音声:佐藤明日翔、MA:齊藤正、撮影:岡田暁、編集:岡田暁、ディレクター:岡田暁、プロデューサー:三浦重行
概要
山形県白鷹町中山は約400人が暮らす山あいの集落だ。ここにゲストハウス「くらしnoie蔟(まぶし)」はある。宿主は神奈川県出身の遠藤真弓さん(39歳)と大分県出身の茅野唯さん(26歳)。二人は4年前、町の地域おこし協力隊員として移住し、任期を終えた去年、古民家を改修してゲストハウスをオープンした。「この宿が外から来る人との窓口になってほしい」と地域の期待の大きさにプレッシャーを感じながらも、地元の人たちに支えられながら二人は蔟を営む。オープン間もなく民泊に加えてランチとカフェの営業もスタートし、町内の交流も盛んになった。交流人口が増えて喜ぶ声と、地域の変化に戸惑う声を耳にした二人は、地域の期待と理想の暮らしのはざまで揺れる。その最中に発生したコロナ禍による営業自粛。蔟のこれからと二人の暮らしを見つめた。

同じ年代の公開番組

世界遺産〔1132〕 放送25周年スペシャル アルダブラ環礁? セーシェル共和国

4つの島がリング状に連なるアルダブラ環礁。アフリカ大陸から600km以上離れた孤島のため、独自の生態系が手つかずのまま残されている。この世界で最もたどり着くのが困難な世界遺産とも言われる環礁は、その生態系の豊かさから1982年に世界遺産に登録された。民放としては初取材となるアルダブラ環礁を、放送25年スペシャルとして2週にわたって送る。◆前編。アルダブラ環礁は、手つかずの自然を保護するため、研究者以外人は住んでいない。リング状の島々の内側には独特な海の世界が広がる。陸地の周辺部にはマングローブ林が広がり、浅瀬には奇妙な形のサンゴ、下がくびれたマッシュルームロックという奇岩も姿を見せる。4つの島から成るこの環礁は、かつて海底の火山活動によって生まれた島の周りにサンゴ礁ができ、その後サンゴ礁だけが残り、今の形になった。島と島の間にある自然の水路からは、干満の力により時おり「白い水」が外海に流れ出る。白い水の正体はリングの内側に生きる生き物たちが生み出す有機物である。


cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養tvテレビ番組
忘れない3.11SP 海よ光れ ―最後の1年―

岩手県山田町立大沢小学校が、震災後の児童減少により2019年度で閉校することになった。大沢小では30年以上、「海よ光れ」というオリジナル劇を全校児童で演じてきた。明治三陸大津波や、大正時代のスルメイカの大漁など、大沢の歴史を祖父と孫との会話形式で描き、海の大切さを訴える劇である。秋の上演に向け、地域総出の総合学習が組まれ、漁業体験や小道具のスルメイカ作りを通して、子どもたちは物語の理解を深めていく。閉校に伴って劇の上演も最後になる。東日本大震災で大沢は95世帯中62世帯が全半壊。高台にある小学校は約5か月間、避難所になった。「海よ光れ」は翌年、上演が再開されたが、明治三陸大津波のシーンから、津波の悲惨さを伝える演出がカットされた。最後の演者である子どもたちは、6年生でも当時3歳。津波の記憶はほとんどない。最後の上演で津波の演技を復活するか、しないのか。決断は子どもたちにゆだねられた。2020年春、震災から9年、そして閉校の日が近づく。子どもたちは、先生たちは、地域の人たちは最後に何を思うのか。大沢小、最後の1年を追った。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
WATCH ~真相に迫る~ 毒ガス島の記憶 ~ヒロシマ もう一つの戦後75年~

広島県竹原市の忠海沖に浮かぶ大久野島は、約500羽のウサギで人気の観光地である。藤本安馬さん(94歳)は1941年、14歳で大久野島の陸軍養成所に入り、3年間毒ガスの製造にあたった。製造していたのは、「死の露」とも呼ばれた致死性の毒ガス「ルイサイト」である。大久野島で作られた毒ガスは小倉の施設で発煙筒や砲弾に詰められ、中国に配備された。日本軍は中国で毒ガスを使用したとされるが、関連資料は戦後、焼却されて残っていなかった。しかし、取材を進めるうちに元兵士が個人的に保管していたとみられる報告書と、元兵士の録音音声を発見した。報告書には、ゲリラ戦を展開していた中国軍の地下道に毒ガスを投げ入れた事実が記されていた。地下道に逃げ込んだ中国軍と住民たちが犠牲になった。毒ガスで家族を失った住民は、当時の様子を証言し、今も抱える悲しみを語った。一方で、毒ガスを使用した元兵士たちも戦後、自らの行為に罪悪感を抱き、葛藤していた。元工員の藤本安馬さんは戦後、中国での毒ガスの被害を知り、苦悩していた。毒ガスを造った人、使った人、使われた人。毒ガスは勝者を生み出すことなく、傷痕だけを遺した。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組