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テレビ番組

テレメンタリー2020 “3.11”を忘れない81 憂いの海 ―処理水の行方―

番組ID
215938
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放送日時
2020年11月21日(土)13:00~13:30
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
福島放送(KFB)
製作者
福島放送(KFB)
制作社
福島放送(KFB)
出演者
ナレーション:笠置わか菜
スタッフ
撮影:渡辺淳、編集:湯峯隆一、題字:片野尚美、テロップ:金成幸映、MA:須佐文、音響効果:番匠祐司、ディレクター:斎藤裕樹、チーフディレクター:菅野喬、プロデューサー:中山一樹
概要
東京電力福島第一原発で日々増え続ける、ALPS処理水。原発事故で溶け落ちた核燃料を冷やすことで高濃度の放射性物質を含んだ汚染水が生まれ、それを浄化してできたのが処理水だ。浄化処理ではトリチウムという放射性物質を取り除くことはできないが、その物質が人体に及ぼす影響は微弱で、世界各国の原発でもトリチウムを含んだ水は発生し海に排出されている。しかし、福島第一原発からの排出となると違う。「元汚染水」というイメージがつき、海に流すことに大きな懸念が出ている。流されて困るのは漁業者。しかし、処理水を溜めるタンクは設置に限界があり、いつまでも溜めることはできないとの声も上がっている。処理水は一体、どうなるのか。

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2019年7月、福岡市在住の深町伊久美さん(48歳)は高速道路で運転中に脳出血に襲われ、ガードレールに激突した。その一部始終をドライブレコーダーが記録していた。この日から彼女の生きる世界は大きく変わってしまう。一命を取り留め、手足の麻痺などは残らなかったものの、「視野の左半分が認識できない」「いつもぼんやりする」などの後遺症が残った。診断は「高次脳機能障害」だった。日常生活に支障があるにも関わらず一見すると分かりにくいため“見えない障害”と呼ばれ、全国で約50万人いると言われている。深町さんがリハビリ中に立てた目標は、地元のマラソン大会に出場すること。視野に障害を抱える深町さんにとって走ることは健常者とは比べ物にならないほど恐怖を伴う。それでも、この障害に向き合うため家族や友人らに支えられながら挑戦を続ける。番組では深町さんの挑戦や同じように高次脳機能障害を患う男性への取材を通して、理解されにくい高次脳機能障害の特性やメカニズムについて伝えるとともに、先進の治療やリハビリ、国の政策などを取材し、医療、福祉的な面からもこの障害をめぐる支援の課題を探る。


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