テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

新 窓をあけて九州 牛はつま先からはじまる。

番組ID
216104
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2020年11月08日(日)10:00~10:15
時間(分)
11
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
長崎放送(NBC)
製作者
長崎放送(NBC)
制作社
長崎放送(NBC)
出演者
ナレーション:住吉光
スタッフ
MA:真浦誠吾、撮影:椿山憲司、編集:椿山憲司、タイトル:山口正記、美術:内田彩香、ディレクター:増田照久、プロデューサー:宮路りか
概要
「牛は、つま先からはじまる」という言葉がある。牛にとって蹄は、第二の心臓と呼ばれる大切な部分で、蹄が伸び過ぎると立ち姿が悪くなり、病気になったりする。その蹄を手入れする大切な仕事が、削蹄師である。藤本広志さん(19歳)は、農業高校卒業後に、削蹄師の道へ飛び込んだ。藤本さんは牛が大好きで、幼い頃から近所の繁殖農家に通い、見よう見まねで、牛の世話をしていた。その体験が削蹄師への道を目指す一つのきっかけになった。長崎県内でも削蹄師は少なく、藤本さんは装削蹄師の龍田太朗さんに弟子入りし、修業に励んでいる。削蹄する際には、まず牛をロープで縛り、足を持ち上げ、蹄刀で素早く蹄を削る。何よりも重要なのが、経験と勘。藤本さんは師匠の技を盗みながら、12月に予定されている牛削蹄師の資格試験に挑む。目立たないが、無くてはならない仕事、削蹄師。19歳の少年を追った。

同じ年代の公開番組

セブンルール 江戸切子職人 三澤世奈

様々な分野で活躍する女性に密着し、「いつもしていること(ルール)」を7つ見つけ、「なぜそれにこだわるのか」を掘り下げるドキュメンタリーバラエティー番組。(2017年4月18日~2023年3月28日放送)◆今回の主人公は、江戸切子職人・三澤世奈さん(30歳)。ガラスの表面をカットすることで美しい模様を浮かび上がらせる江戸切子。180年以上続くこの伝統工芸品に魅せられ、日々作品を生み出し続ける若き女性職人に密着する。三澤さんは、幼い頃から手先が器用で、将来は「自分が好きなもので喜んでもらえる仕事がしたい」と考えていたところ、大学時代に江戸切子に出会う。明治大学卒業後、ネイルサロンに就職したものの、江戸切子の職人への夢を諦めきれず、2014年に東京・江戸川区の「堀口切子」に入社し、堀口徹氏に師事。その後、2019年に自身のブランド「SENA MISAWA」を立ち上げる。女性ならではの、日常に溶け込むカワイイデザインが特徴の彼女の作品は、ミシュランの名店や一流ホテルなど多くの場所で重宝されている。


cinematic_blurドキュメンタリーgroups芸能・バラエティーschool教育・教養tvテレビ番組
映像’20 支え合い 中国残留邦人と介護施設

兵庫県尼崎市の高齢者介護施設「三和之家」。2020年1月に開業したこの施設は、田山幸雄さん、華栄さん夫妻が営む。生まれつき障害がある華栄さんは、中国・北京市の障害福祉課で働いていた。1992年に来日し、日中障害者交流の仕事に取り組み、その過程で、中国残留孤児が高齢化し、言葉や文化の壁で日本の介護施設に馴染めないケースを知り、日本に骨を埋めるつもりで、2020年に中国残留孤児たちが通いやすい高齢者施設を開いた。しかし、コロナ禍で利用者は減少し、財政的に厳しい状況に追い込まれるが、それでも施設を開け続け、1食200円と格安で昼食提供し続けた。施設に通う宮島満子さん(84歳)は終戦の6年前、満蒙開拓団として長野県から家族11人で渡ったが、終戦時の過酷な逃避行の中、両親や兄弟姉妹8人を亡くし、中国人夫婦の養子となった。19歳で結婚、4人の子供に恵まれ1985年、50歳で日本に永住帰国を果たす。現在1人で暮らす宮島さんは、「三和之家は過酷な人生を送った私にとって、憧れた祖国で楽しく過ごす、最後の場所」だという。戦後75年の夏、高齢化した中国残留孤児たちとそれを支える人たちの声を聞いた。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組