テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

高校野球2020鹿児島 甲子園を目指すという事

番組ID
216322
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2020年12月06日(日)10:55~11:50
時間(分)
48
ジャンル
directions_bikeスポーツcinematic_blurドキュメンタリー
放送局
鹿児島放送(KKB)
製作者
鹿児島放送(KKB)
制作社
鹿児島放送(KKB)
出演者
スタッフ
構成:福田大二朗、撮影:山崎陵平、撮影:大田善久、撮影:飯干誓二、制作:福田大二朗、演出:福田大二朗
概要
新型コロナの感染拡大により、甲子園が2度中止になった2020年の高校野球界。鹿児島県勢5年ぶりのセンバツの舞台を目前にしていた鹿児島城西は涙をのみ、目標を失った選手たちがバラバラになりかけた。それまで本当に仲の良かったエースとキャプテンまでが口をきかなくなった。そんな2人をつなぎとめ、夏に行われた交流試合での躍動を呼び込んだのは…。一方、前年秋の王者・鹿児島実業は夏の甲子園へ向けて冬場のトレーニングに汗を流していた。秋の優勝投手・エース加島は奄美大島にある喜界島の出身。父子二人三脚で甲子園を目指し、中学卒業と同時に島を離れる覚悟を決めた。背番号1を背負うまでに成長したが、最後の夏は夢の舞台へ挑戦すらできなくなった。エースは何を考え、どんな思いでいたのか。甲子園を目指して入部した野球部で、その道を絶たれた3年生たち。彼らが憧れ続けた甲子園という場所は彼らにとって何だったのか。特別な1年だったからこそ、あらためて甲子園というものを見つめ直す。

同じ年代の公開番組

百花の自立 ~失敗を許す居酒屋物語~

2013年2月、若者の自立支援を「居酒屋」で行う国内初のプロジェクトが始まった。地域の人が入会料300円を払って居酒屋を利用、働くのは引きこもりや病気、障がいをもつ若者たちだ。接客や調理を通じて社会人のルールを身につけ自立を目指す。孤立する若者と地域を繋ぐ願いを込めて、店は「結」と名付けられた。運営するNPO法人代表の白石祥和さんは「失敗を許さない社会だからこそ失敗を許す場所があってもいい」と語る。現在、居酒屋の会員は4500人を超え、一般就職した若者は47人。行政に頼らず、地域の人がお酒を飲んで若者を支えるこの取り組みは着実な成果をあげている。しかし、7年の取材で見えてきたのは「若者の貧困」の深刻さである。店の看板娘である百花さん(23歳)は、家族の収入が不安定で悩んでいた。中学時代は不登校に、定時制高校卒業後は無業状態だった。人生に悲観していたその頃、居酒屋結に出会い、やがて就労トレーニングからアルバイトに昇格。念願の一人暮らしを始める。一昨年6月、仲間に見送られて結を卒業するが、新しい職場で客にからかわれたことをきっかけに3ヶ月で退職。体調も不安定になる。百花さんは今年1月、再び「結」に復帰。再び自立への挑戦を始めた。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
漁火のゆくえ じいの背中とボクの夢

広島市内の高校に通う北瀬孝太くんは、2020年の春に卒業を控えた高校3年生である。そんな彼が将来の進路として「漁師」を思い浮かべたのは小学生の時。憧れたのは瀬戸内を代表する漁師の島に暮らす祖父の姿だった。祖父が暮らすのは、迷路のような路地が張り巡らされ、漁師町の香りが今も残る「豊島」。この島は、広島のブランド魚であるタチウオの水揚げで知られ、伝統の一本釣りを駆使し、瀬戸内随一の腕を持つ漁師たちが集う島である。しかし、海が痩せ、不漁が続き、さらに魚離れによる価格の低下、そして後継者不足による危機に直面している。一方、高校は初めてのケースに戸惑い、母親は息子の将来を案じていた。若者に期待を寄せる島の人々がいる一方で、祖父は漁業の将来を孫に託す不安が入り混じる。祖父の背中に憧れる少年の純粋な思いに対し、直面するのは厳しい漁師の世界である。そんな厳しい現実が押し寄せる中、ヒントを得たのは、かつて島を出て植木職人となった父の後ろ姿だった。老漁師の祖父と弟子の孫が暮らす島での日常を通し、いま瀬戸内の漁業が抱える現実を映し出す。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組