テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

日本のチカラ ブロッコリーに恋をした。知名度アップに奮闘中!

番組ID
217084
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2021年09月06日(月)10:55~11:25
時間(分)
26
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
日本海テレビジョン放送(NKT)
製作者
日本海テレビジョン放送(NKT)
制作社
日本海テレビジョン放送(NKT)
出演者
ナレーション:奈羅尾玲子
スタッフ
テーマ音楽:相知明日香、撮影:岩崎修二、編集:岩佐みどり、音声:岩佐みどり、美術:川合衣光子、美術:谷口裕美、MA:兼清和寛、音響効果:有坂香、ディレクター:濱吉寛匡、プロデューサー:河野信一郎、プロデューサー:雪竹弘一
概要
鳥取県中部に位置する琴浦町。日本海と中国地方最高峰・大山に囲まれ、農畜産漁業の盛んな町だ。そんな琴浦町で今注目されているのが「琴浦ブロッコリー」。産地拡大・販売額増など、著しい成長を遂げている。その躍進を支えるのが、JA鳥取中央の後藤慎司さん(26歳)。入組以来ブロッコリーを担当、農家から絶大な信頼を得ている後藤さんだが、入った当初は、鳥取県がブロッコリーを作っていることもあまり知らず、作り方もよくわからない状況だった。そんな後藤さんを指導したのが、師匠と呼ぶ存在の手嶋正一さん(69歳)。琴浦ブロッコリー生産の第一人者である。手嶋さんの指導もあり、後藤さんは今では自分の畑でブロッコリーを育て、問題点を農家へフィードバックするなど、生産に関する情熱は誰にも負けない存在になった。この夏、後藤さんと若手農家が中心となり、知名度アップを狙った新レシピ開発に取り組んでいる。新しい可能性を見出すことはできるのか。さらに琴浦ブロッコリーのイメージキャラクター『ロコト』を使ったグッズ開発も開始。琴浦ブロッコリーのために奮闘する、彼らの挑戦に迫る。

同じ年代の公開番組

テレメンタリー2021 拭えぬ不安 避難計画 ~福島の教訓はどこに~

2021年3月、水戸地裁が東海第二原発の運転差し止めを命じる判決を出した。その理由は、避難計画の不備。福島第一原発の事故後、各地で原発の運転差し止めを命じる司法判断がなされてきたが、避難計画を理由にしたものは初めてだ。一方、同じ太平洋に面した東北電力女川原発。福島第一、東海第二と同じく、東日本大震災で津波の被害にあった「被災原発」では初めて、再稼働の地元同意を取り付けた。東北電力は2022年度中の対策工事完了を目標とし、再稼働は早ければ2年後に迫る。再稼働に向けた地元同意の議論の中で、避難計画の実効性を疑問視する声が集まった。地元住民は、福島のような事故が起きれば逃げることが難しいと不安を抱く。特に、原発の先に位置する牡鹿半島の住民は、原発に近づく避難路で逃げなくてはならない。また、震災で道路が寸断され陸の孤島になった経験から、陸路での避難は不可能だと不安を募らせる。唯一の避難路となる県道2号は財政難から県単独の整備が難しく、国の財源頼みで見通しが立たない。訓練を実施することで問題点の洗い出しをすることを約束し、村井知事は去年11月、再稼働に同意する意向を示した。だが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、訓練が出来ていない。検証や住民への周知の場は開けないまま、刻一刻と再稼働に近づいている。福島の事故が突き付けた、原発事故による避難の過酷さ、むごさは、10年経った今、教訓としてどのように生かされているのか。また、どうすれば避難計画の実効性を上げていけるのか検証する。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
ドキュメントy 回天と100人の棺桶

人間魚雷「回天」の基地があった山口県周南市大津島では、毎年3月に小さな慰霊祭が開かれる。回天を搭載した「伊58潜水艦」の元乗組員有志たちが約20年前に始めた。当初は約20人の元乗組員が参加していたが、高齢化と共に年々参加者が減少し、6年前からは2人だけとなった。中村松弥さんと清積勲四郎さんだ。2人は潜水艦から回天特攻作戦の現場を見てきた。回天がどうやって出撃したか、搭乗員が最後にどんな言葉を遺したのか、回天の戦果はどうだったのか、回天の真実を知る数少ない生き証人だ。2018年の慰霊祭には、伊58潜水艦から出撃した回天搭乗員の遺族(弟)が訪れた。兄は回天で敵艦に命中し華々しく散っていったと聞かされていたが、中村さんの記憶とは違っていた。遺族は「戦後70年以上経って、こうしてはっきりと言ってもらえてありがたい」と話した。貴重な生き証人の2人にも老いは襲ってくる。慰霊祭への参加者が中村さんと清積さんだけになったとき、2人は「どちらかが亡くなったら、慰霊祭は終わりにしよう」と約束していた。残った1人に負担が掛かるため、お互いを気遣っての約束だった。そして2020年、ついに1人となった。2016年から取材を続けた中村さんと清積さんを通して、回天の実相に迫り、戦争体験者が背負い続けているものを考える。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組