テレビ番組
世界遺産〔310〕 クレスピ・ダッダ イタリア
番組ID
217188
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放送日時
2002年07月21日(日)23:45~00:14
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養
放送局
TBSテレビ
製作者
TBSテレビ
制作社
TBSテレビ、TBSビジョン
出演者
ナレーター:寺尾聰
スタッフ
監修:横手義洋、構成:小山薫堂、テーマ音楽:鳥山雄司、撮影:黒田大介、VE:濱野周司、照明:渋谷康治、編集:日下宏美、EED:今田久子、MA:中村和弘、音響効果:牛腸正二郎、宣伝:小池由起、宣伝:田中瑞穂、デスク:横手直子、AD:吉峰香美、コーディネーター:岩倉一憲、協力:藤田潔、ディレクター:日下宏美、プロデューサー:辻村國弘、プロデューサー:大野清司
概要
イタリア、ロンバルディア州に、ある資本家が作り上げた一つの街がある。その名は、クレスピ・ダッダ。産業革命の影響を受けながらも、ストライキも労働争議もない資本主義社会のユートピアであった名残を残すこの街は、1995年世界遺産に登録された。◆18世紀後半、イギリスで始まった産業革命は、資本家と賃金労働者の激しい対立を生み出していた。しかしその一方で、より人間的な労働環境を整えようとした資本家がいた。紡績工場を興したクレスピ一族は、労働者の生活環境を向上させれば、きっと生産性も高まると考えており、住宅はもちろん学校から教会、病院、銀行、スポーツ施設までつくっていった。そして労働者の居住地区はいつしか一つの街になっていた。多くの人は最新の機械を備え、労働環境も良いこの工場で働くことを夢見ていた。しかしその後、世界恐慌のあおりを受けたクレスピは、莫大な借金を抱えながらも一人も労働者を解雇することなく、破産した。