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テレビ番組

世界遺産〔312〕 ストラスブールのグランディル フランス

番組ID
217190
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放送日時
2002年08月04日(日)23:30~23:59
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養
放送局
TBSテレビ
製作者
TBSテレビ
制作社
TBSテレビ、TBSビジョン
出演者
ナレーター:寺尾聰
スタッフ
監修:稲生永、テーマ音楽:鳥山雄司、撮影:柏原俊保、VE:安西康弘、照明:高原賢一、編集:金子数生、EED:今田久子、MA:中村和弘、音響効果:牛腸正二郎、宣伝:小池由起、宣伝:田中瑞穂、デスク:横手直子、AD:吉峰香美、コーディネーター:武井みさ、協力:藤田潔、ディレクター:高城千昭、プロデューサー:辻村國弘、プロデューサー:大野清司
概要
ドイツとフランスの国境に位置するストラスブール。大河ラインの支流、イル川の中州に築かれた街は、ヨーロッパ交易の十字路だった。12世紀にパリ近郊で誕生したゴシック様式は、この街を経由してドイツへ伝わっていった。中世最大のゴシックの塔が立つこの街の旧市街は、1988年に世界遺産に登録された。◆交易が盛んなこの街において、木材やワイン、絹などの船荷は莫大な収益をもたらした。その収益は、都市の象徴である大聖堂を造り上げた。1681年にフランス領となるまで、商人や手工業の20ものギルドが治める自由都市であった。この街は、宗教も思想も人間も、あらゆるものを包み込む「寛容」な精神を育む。中世を揺るがせた宗教改革の際は、サン・トーマ教会が拠点の1つとなった。ドイツ風の木骨組の家が並ぶ街には、今もカトリックの大聖堂とプロテスタントの牙城が、高くそびえている。◆ノートル・ダム大聖堂、ロアン館、サン・トマ教会堂

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世界遺産〔327〕 ヴァッハウ渓谷の文化的景観 オーストリア

中央ヨーロッパ9カ国をぬって流れる全長2800キロの大河ドナウにおいて、古城と僧院がいくつも点在する光景は、ヴァッハウ渓谷だけである。またこの渓谷の丘を登るとそこに修道院によって根付いたブドウがたわわに実っている。中世の修道僧にまるで天国のようなだと謳われたヴァッハウ渓谷の文化的景観は、2000年に世界遺産に登録された。◆南北に山脈が立ちはだかる36キロのヴァッハウ渓谷は、異民族の侵入を防ぐ要衝であり、東へとキリスト教を布教する伝道の道でもあった。この痩せた土壌にワイン作りを根付かせたのは、修道院だった。ワインが大きな利益をもたらすだけでなく、僧院の名誉を支えたからだった。ベネディクト会では、良いワインを供して客人をもてなすことが「礼儀作法」だった。ゲットヴァイク修道院のブドウ畑の地下には、1キロに及ぶワインケラーがある。ワイン農家は渓谷の斜面のわずかな荒れた岩地を耕し、丁寧にテラス(段々畑)を築いた。自分たちの思いを込め、それを「庭」と呼ぶ。紀元前2世紀、古代ローマ人が伝えたブドウ栽培は、天国のような光景を渓谷に生み出した。◆ヴィレンドルフのヴィーナス、シェーンビュール城、ゲットヴァイク修道院、クーエンリング城址、アッグシュタイン城址、聖アルトマンの頭蓋骨、メルク修道院


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