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テレビ番組

世界遺産〔323〕 ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 トルコ

番組ID
217201
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放送日時
2002年10月20日(日)23:30~23:59
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリーschool教育・教養
放送局
TBSテレビ
製作者
TBSテレビ
制作社
TBSテレビ、TBSビジョン
出演者
ナレーター:寺尾聰
スタッフ
監修:益田朋幸、構成:生田萬 、テーマ音楽:鳥山雄司、撮影:新名俊美、VE:池田浩之、照明:新海力則、編集:金子数生、EED:今田久子、MA:中村和弘、音響効果:宮川亮、宣伝:小池由起、宣伝:田中瑞穂、デスク:細谷京古、AD:吉峰香美、コーディネーター:Serap Can Camel、協力:藤田潔、協力:Halis Yenipinar、ディレクター:河野英輔、プロデューサー:辻村國弘、プロデューサー:大野清司
概要
トルコ中央部のカッパドキア地方に世界の果てを思わせる荒涼とした風景が広がる。かつてキリスト教徒は長きにわたってこの場所を祈りの地として定め、禁欲的な生活を送った。自然が織り成す特異な造形美と奇岩の地に咲いたキリスト教文化。それを今に伝えるギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群は、1985年世界遺産に登録された。◆カッパドキア地方には、エルジェス山など多数の火山の火山灰が凝灰岩となって堆積している。柔らかく侵食されやすい凝灰岩の大地は、雨風により複雑に削られ、世界でも希な奇岩の並び立つ風景となった。その幻想的な光景を、原始キリスト教徒たちは最も修道生活に適した場所と考え、岩をくりぬいて無数の岩窟教会を造ってきた。キリスト教迫害の手から逃れるための隠れ家として、また神聖なる修道の場所として、カッパドキアは、東方キリスト教にとって欠くことのできない重要な歴史の舞台となってきた。20世紀初頭にキリスト教徒はすべて他の場所に移住したが、岩窟教会には多くの壁面フレスコ画が残され、現在ではトルコで最も多くの人の訪れる観光地となっている。◆聖バシレイオス、暗闇の聖堂、聖バルバラ聖堂、リンゴの聖堂、40人の殉教者聖堂、セバステの殉教者たち、デリンクユの地下都市、ハト小屋、聖母マリアの聖堂

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7世紀初め、スペインのイベリア半島は北アフリカから来たイスラーム教徒のアラブ人に支配されていた。そのアラブ人たちが自分たちの故郷北アフリカの景観をそのまま移植しようとした壮大な計画の名残である、ヨーロッパ最大の規模をほこるエルチェの椰子園は2000年、世界遺産に登録された◆エルチェの椰子園には20万本以上の椰子が生い茂る。乾いた大地に深く根を張り、わずかな水さえあれば、緑の葉を広げ、豊かに実を結ぶ椰子。その椰子を植えることで、地面の温度を下げ、椰子の下で他の農作物が育つ環境をつくるという優れた農業システムは、アラブ人たちによってもたらされた。後にこの地を奪い返したキリスト教徒にも受け継がれ、乾燥したエルチェの町は広大な緑の恩恵を受け続けてきた。その椰子からつくる、白い葉(ホワイト・パーム)を使った神秘劇ミステリ・デ・エルチェはユネスコの無形遺産に指定されている。◆エルチェの貴婦人、土器に描かれたナツメヤシ、シインペリアル・パーム、コスタリカ・ブランカ、サンタマリア聖堂


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