時代の流れとともに消えようとしている、ふるさとの素顔、自然、生活、文化、伝承行事などを映像遺産として後世に伝えるシリーズ。◆中国地方の最高峰“大山”（１７０９ｍ）は四季折々の姿を見せてくれる。新緑の６月、裾野に広がる西日本最大のブナ林は初夏の日差しにひときわ映える。ブナは水を保持する力の高い樹木で、多くの昆虫、鳥、植物が生息している。このブナの森にとりつかれ、ブナの森を絵のモチーフとして取り上げている画家・田中さんは、これまでに千点もの作品を描いてきた。春を迎えて雪解けが進み、ブナの森は新緑に包まれて小鳥たちの楽園になる。田中さんは３０年ほど前大病にかかったが、大山に通い続け、ブナの森から元気を取り戻したという。ブナの森には神が宿るともいう。夏山シーズンには多くの登山者がブナの森を通って頂上をめざしていく。

伝統と文化に培われた城下町・金沢。「空から謡が降る」といわれ、日本の原点ともいうべき風景に彩られた街なみも、時代の中で変容している。金沢美術工芸大学の百々俊雅・小田根五郎の両教授が描く作品と、カメラ映像とで、今と昔が交錯する金沢の風景を次の世代に伝える。◆この回は「尾張町町民文化館」。

育ての親の殺害という冤罪を被せられた島村ジョー。彼が眠りから再び目覚めたとき、すでにその肉体はサイボーグ戦士として改造されていた。そしてそこには自分同様に改造され、兵器としての力を持ったサイボーグたちがいた。００９となったジョーは、再び「人間」として生きるために、仲間とともに自分たちを作った死の商人「黒い幽霊団（ブラック・ゴースト）」と戦う決意をする。原作：石ノ森章太郎。（テレビシリーズ第３作／２００１年１０月１４日～２００２年１０月１３日放送）◆人質になったギルモアの解放と引替に、ビーナたち姉妹の身柄を要求するボグート。やむを得ず彼女らを引き渡したジョーたちであったが、ボグートは無慈悲な行動に出る。目を疑わんばかりの悲惨な光景に、悲しみと怒りに打ち震える００４ハインリヒは、加速戦に突入したジョーとボグートに向けて右手を構えた。一方、地下帝国「ヨミ」は発動した魔神像の恐るべき力によって地獄絵図と化す。最強の力を得たスカールは、今まさに世界大戦への引き金を引こうとしていた。万策が尽きかけようとしたその時、ついに００１イワンが目覚める。「００９、君に賭けたい」全人類の存亡は、そして００ナンバー達の運命は…。

伝統と文化に培われた城下町・金沢。「空から謡が降る」といわれ、日本の原点ともいうべき風景に彩られた街なみも、時代の中で変容している。金沢美術工芸大学の百々俊雅・小田根五郎の両教授が描く作品と、カメラ映像とで、今と昔が交錯する金沢の風景を次の世代に伝える。◆この回は「二俣・本泉寺」。

瀬戸内海は、海運の要地として培われた豊かな歴史と、多島海の景観に代表される美しい自然を有してきた。そんな瀬戸内海の「今」を、それぞれの地域から紹介する。（２００２年１０月７日・２００３年９月２２日、全５０回）◆この回は「自然と芸術の島」。

蕎麦屋の頑固おやじ、男やもめの父親に娘４人の一家がさまざまな騒動や困難を乗り越え、人生を見つめなおして新しい門出を迎えるまでを描くホームドラマ。（２００２年１０月１３日～１２月２２日放送、全１１回）◆第１話。進藤士郎（田村正和）は、今は亡き妻みゆきと結婚するため、脱サラして蕎麦屋の店主になった入婿。長女・優（飯島直子）は嫁ぎ、次女の晶（中谷美紀）が主婦となって家事をし、店の切り盛りを手伝っている。三女・まこと（広末涼子）は看護師として病院に勤務、四女の恵（深田恭子）はピアノが好きで音大に通っている。それぞれに悩みを抱えているところへ、士郎が「再婚する」と爆弾発言。娘たちは揃って大反対する。

アフガニスタンの少数民族の難民キャンプを支援したフォトジャーナリストの姿を描くドキュメンタリー。◆久保田弘信さんはアフガニスタン周辺の難民を撮り続けていたが、少数民族の難民キャンプを訪れたとき長老から、ジャーナリスト達は援助隊を連れてくるという約束を守らない嘘つきだ、と非難の言葉を受けた。最大民族パシュトゥーン人との衝突を怖れ、国連のキャンプを避けて暮らす彼らは、見えない難民と呼ばれる。長老の言葉に久保田さんは支援活動を始めるが、このキャンプの中でも新来の難民は既住の難民よりも弱い立場に置かれ、支援は難航する。

イギリス大英博物館で初めて製作・展示された青森ねぶたを追うドキュメンタリー。◆１９９１年、大英博物館のアジア館館長がジャパンフェスティバルでねぶたを見たのがきっかけで、２００１年に博物館内でねぶたを製作・展示することになった。ねぶた師には、ねぶた大賞８回受賞の北村隆さんが選ばれた。隆さんは双子の弟らスタッフ１０人と渡英し、骨組み・紙貼り・書き割り・ろう書き・色付けをしていく。製作過程も展示のうちで、見学者は大きさと繊細さに圧倒されながら作業を見守る。博物館は防火規定が厳しく、防火加工紙に戸惑いながらも、ついに「源義経渡海」が完成する。