鎌倉街道中道は日光御成街道に合流して北へ進む。白岡町下野田の一里塚は、街道の両側に塚のある珍しい一里塚である。宮代町須賀の真蔵院仁王門前から伸びる細い道が、鎌倉街道と言われている。街道は古利根川を高野の渡しで渡る。この渡しは武蔵国と下総国の境でもあり、高野の地名は『義経記』にも登場する。川の対岸は杉戸町。利根川の蛇行でできた河畔砂丘地帯の東側を進み、永福寺に残る「西行法師見返りの松」を訪ねる。

時代の流れとともに消えようとしている、ふるさとの素顔、自然、生活、文化、伝承行事などを映像遺産として後世に伝える。日本海テレビ開局４０周年記念企画の第２シリーズ。（第１シリーズは１９９９年４月４日～２０００年３月１２日、。第２シリーズは２０００年４月２日～２００１年３月１１日、ともに全２４回）◆表情豊かな神楽面にきらびやかな衣装を着けた舞い手、火や煙を吐く大蛇が舞台を縦横に舞う石見神楽。その蛇胴や衣装をつくる職人たちに代々受け継がれてきた技術と誇りを伝える。

鎌倉の魅力を地元局の視点で紹介する。◆由比ヶ浜駅の周辺から、鎌倉に縁のある文学者の原稿などを展示する鎌倉文学館と、皮革工芸の店を紹介する。

ベトナム中部のホイアンは、１７世紀の御朱印船貿易の頃、多くの日本人が暮らした、日本とゆかりのある港町である。◆大河トゥボン川の河口に位置し、古くから貿易港として栄えた。香木など南方の物産を求めて、朱印船の主たる寄港地の一つであった。京都の町屋を思わせる奥行きの深い伝統家屋が数多く建ち並ぶ。◆幕府の鎖国令で日本人町は寂れたが、町はずれに日本橋とよばれる木造の橋が残り、遙か北東の方角を向いた日本人の墓石とともに、僅かに往時を偲ばせている。◆古都ホイアン

京都の北野天満宮は、学問の神様として、全国に１２０００社もある天神の総本社である。千百年にわたり、実在の人物、菅原道真を祭神として祀ってきた。国宝「北野天神縁起絵巻」は、右大臣にまで昇った道真が、讒言により太宰府に流され、死後、怨霊となって復讐するという物語で、我が国最長の絵巻物である。当時の公家貴族や庶民の姿が活写されている。承久元年（１２１９）、幕府と朝廷の共存共栄を願って藤原道家が描かせたものだが、作者は不詳。やがて時代は鎌倉幕府の武家社会に移る。◆北野天満宮社殿【国宝】、北野天神縁起絵巻【国宝】

時代の流れとともに消えようとしている、ふるさとの素顔、自然、生活、文化、伝承行事などを映像遺産として後世に伝える。日本海テレビ開局４０周年記念企画の第２シリーズ。（第１シリーズは１９９９年４月４日～２０００年３月１２日、。第２シリーズは２０００年４月２日～２００１年３月１１日、ともに全２４回）◆かつて鉄の生産地として栄えた奥出雲の吉田村。鉄の文化とともに、炭を運んだりする稲わらの文化もあった。正月のしめ飾りにつける縁起ものの鶴亀など、手の込んだわら細工を残そうとする人々の活動を紹介する。

八坂神社・山鉾町を舞台に、７月１日の「吉符入り」から１ヶ月間に渡って繰り広げられる壮大なドラマ・祇園祭を、祭りに奉仕する町衆たちの取材によって描き出す。◆普段は目にすることのない様々な神事・行事、裏方の様子まで紹介。山鉾巡行から御神輿まで、華やかさの裏で祭りを支える裏方たちの熱い思いを追う。

時代の流れとともに消えようとしている、ふるさとの素顔、自然、生活、文化、伝承行事などを映像遺産として後世に伝える。日本海テレビ開局４０周年記念企画の第２シリーズ。（第１シリーズは１９９９年４月４日～２０００年３月１２日、。第２シリーズは２０００年４月２日～２００１年３月１１日、ともに全２４回）◆かつて世界産出量の三分の一ともいわれる膨大な銀を産出した石見銀山。いまも残る「間歩」と呼ばれる坑道、要地であったことを示す江戸時代の代官所跡、鉱山の安全を祈った羅漢寺など、史跡から当時の賑わいに思いを馳せる。