テレビ番組
四季・にっぽん 祭り・奥美濃の掛踊り 岐阜・明宝村
番組ID
900457
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放送日時
1995年09月22日(金)05:00~05:10
時間(分)
10
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK、NHK名古屋ブレーンズ
出演者
語り:藤田淑子
スタッフ
概要
岐阜県郡上郡明宝村、山あいの村に秋の気配が漂うころ、奥美濃地方では珍しい祭りが行われる。280年もの昔から、今も変わらず受け継がれている「掛踊り」という祭り。8月半ば過ぎ、男たちは祭りの準備にとりかかる。竹を4メートルほどの長さに切り取り、紙で作った花を取りつけていく。「シナイ」と呼ばれる、祭りには欠かせない道具を、百本近く作る。他にも傘につける花、小道具の飾りなど、ほとんど男たちだけの手づくり。祭りは、シナイを背負った男たち4人を、総勢130人が囲み、鐘や太鼓を打ちならし歌いながら踊りながら、神々へのお礼として、また、五穀豊饒を祈る祭りとして歌と踊りを奉納したあと、白山神社までの1キロ半ほどを練り歩く。悪魔払いを先頭に行列が神社の境内に到着すると、お祭りはいよいよクライマックス、体を「く」の字に大きく曲げて、重さ30キロを越えるシナイで、かけ声と共に庭を掃きながら懸命に花を落としてゆく。その花を大黒が拾い、見物客に渡す。花は、縁結びにご利益があると云われている。夕ぐれになって花もなくなると、村の男総出演の伝統の祭りは終わる。