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ニュース映画

大毎ニュース 669 ミコヤン氏の微笑外交

番組ID
N01802
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上映日
1964年05月20日(水)
時間(秒)
171
カテゴリ
政治・経済
概要
2人の婦人議員を含む11人のソビエト連邦最高会議議員団の団長として、ミコヤン副首相は2度目の来日(1964年5月14日)。衆議院本会議場の議長席に案内されたが、そこに座ると内政干渉になると中々のユーモアぶり。一行を迎えて部分核実験停止条約の承認が可決されたが、全員反対する筈の共産党の中で志賀義雄氏が賛成して注目を集めた。池田勇人首相、大平正芳外相と平和条約の締結、貿易の拡大、航空協定と精力的に話し合ったミコヤン氏。公式行事の合間には、日ソ漁業交渉で何度も議論を交わした故高碕達之助氏宅、日ソ国交回復の道をつけた故鳩山一郎元首相宅を訪ね、故人を偲んでいた。

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大毎ニュース 690 東京オリンピック 第一報

聖火が東京に到着。1964年10月9日、皇居前広場で一つにまとめられた聖火を迎えてわきたつ前夜祭。ギリシャから招待されたカッセリ夫人も参加して、日本情緒豊かにオリンピック・ムードを盛り上げた。この夜、新興国スポーツ大会に参加した選手の出場が認められず、全員帰国することになった北朝鮮とインドネシア選手団のお別れパーティーが開かれた。北朝鮮の金メダル候補辛金丹選手も開会式の前夜帰国した。アジアで初めて開催される大会に北朝鮮、インドネシア両国が不参加は主催国の日本として残念な出来事だった。10月10日は開会式の日は秋晴れのオリンピック日和となった。国立競技場周辺には開門前から10万を越える観客がきた。神宮絵画館前のサブトラックには各国選手団がお国ぶりの服装で勢ぞろい。入場行進前に交歓風景も見られた。先頭はギリシャ、アフリカの新興国、カメルーン、コンゴは初参加。キューバ選手団、東西ドイツ統一チーム、それに次ぐアメリカ、ソ連はお互いに最強を誇るライバル同士、日本選手団の行進を最後に終了。参加国94ヵ国、約7千人の若人が集う世紀の祭典、第18回東京オリンピック大会は昭和天皇の大会宣言でははなやかに幕をあけた。その頃聖火は皇居前をスタート、国立競技場に向かう。オリンピアで採火されてから51日目、2万6千キロのコースを10万人もの若人達の手によってリレーされた聖火が最終ランナー坂井義則君の手にしっかりと渡された。やがて聖火は観衆の見守るうちに会場へ到着、聖火台に点火された。あかあかと燃え上がる聖火のもとオリンピック競技が始まった。大会3日目、渋谷公会堂で行われた重量あげフェザー級に出場した三宅義信選手は自分の持つ記録を更新して堂々優勝、日本初の金メダル。


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