ニュース映画
大毎ニュース 673 昭電川崎工場爆発
番組ID
N01817
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上映日
1964年06月17日(水)
時間(秒)
165
カテゴリ
科学・技術・産業
概要
1964年6月11日、神奈川県川崎市の昭和電工石油化学工場のプロピレンオキサイドタンクが突然大音響とともに爆発した。直径6メートル、高さ12メートルもある4基の巨大タンクのうち、2基は土台から吹き飛ばされ、2基は横倒しになるという凄まじさであった。爆発現場から十数メートル側でプラント増設中の作業員が爆風で吹き飛ばされ、死者16人、重軽傷者約100人を数える大惨事となった。原因はまだ不明だが、タンクから漏れたガスに溶接中の火花が引火したのではないかとみられている。死者のほとんどは下請け業者であり、大工場の中で安全管理の谷間に置かれがちな下請け業者の悲劇をこの事故は物語っている。6月14日、鶴見総持寺でしめやかに合同慰霊祭が行われた。時代の花形産業として脚光を浴びる石油コンビナート、それは危険をはらんだ都会の火山地帯でもある。