第二次世界大戦当時、新聞記者として広島にいて被爆した男性がいた。戦後、ユースホステルの経営者となった彼は、訪れる若者たちに反原爆への思い、未来への願いを語って聞かせる。

丹波亀岡から京都嵐山までの約１６キロ、２時間の保津川下りはスリルとスピードそして四季の美しい景色が愛され人気が高い。ベテラン船頭の熟練した櫂さばきは真に名人芸である。

インドから来た女子留学生と日本のカギっ子少年との間に芽生えた暖かい友情物語を、留学生イラ・メータさん自身の語りで描く。構成：寺山修司、音楽：湯浅譲二、演出：佐々木昭一郎。◆芸術祭賞受賞作品６０分版（１９６６年１２月２５日「放送劇」／初回放送は１９６５年１２月１９日「芸術劇場」４５分）。

島根県松江市寺町の松本そば店店主が、食べれば食べるほど味の真価が分かるという昔ながらの手打ちの出雲そばの由来などを語る。

石川県小松市郊外の立明寺町。ほのぐらい洞窟の中、ぼうっと浮び上がった３０体の仏像が人々を幽玄の世界に誘うハニベ岩窟院。作者の都賀田勇馬院主がその製作動機などを語る。

奥羽山脈の栗子峠を越えて福島県と山形県を結ぶ、国道１３号線新栗子トンネルが完成した。開通式と続いて行われたパレードの様子を伝える。

東京で働く娘から年上の既婚男性との結婚を望む手紙が届く。それを読む老父母の心の動きと恋の過程を描き、愛とは何かを問う。作：田中千禾夫。出演：桜田千枝子、進藤英太郎、山田桂子ほか。

お光吾作のロマンを今に実現しようと、新潟県柏崎港から佐渡の小木港まで６０キロを１０人の吾作、５人のお光が交替でカイ１本での横断に挑戦。気力・腕力・技術の勝負。