１９０２年、青森県八甲田山における雪中行軍中吹雪に巻き込まれ、二百名余りが遭難した青森第５連隊の悲劇を描く。原作：新田次郎「八甲田山死の彷徨」、脚本：川崎洋、音楽：湯浅譲二。出演：鈴木瑞穂、東山千栄子、名古屋章ほか。

桂米朝（三代目）による解説と落語「皿屋敷」。◆播州姫路の城下に皿屋敷と呼ばれる古い屋敷があり、横恋慕した主人に家宝の皿を盗んだと責められ殺された女の幽霊が毎夜出てきて皿を数える。それを見物に来る男達と幽霊のやりとり。

桂小米（桂枝雀）による解説と落語「時うどん」。◆代金を一文づつ払いながら「今、何どきだ」とタイミングよく尋ね、うどんの代金を一文ごまかすという手に感心した男がその真似をするが失敗して勘定を多く払ってしまう。

北海道広尾町。東京からＵターンした若者が町長に当選するが、古参議員の反発などで町政は混乱。地方自治とは何かを問う。

長崎で原爆の閃光を浴びた２人の少女。彼女らは今、３児の母親である。２人が生きてきた道から、原爆がもたらしたものを考える。

フォークグループ「六文銭」の結成から解散までをドキュメンタリータッチでつづり、若者たちの心の触れ合いを描く。

露乃五郎（二代目）による解説と落語「ちっこ伝」。◆中国を舞台にした露乃五郎作の新作落語。博打好きの男が博打を止める決心をし、最後に打った博打で大儲け。女房には仙人から授けられた術で儲けたといったため、虎退治に出かけるはめに。

店主、従業員、客が一つの家族のような民謡酒場「甚太古」を通して、津軽の人々の生活・人生観を描きだす。