小型ヨットで単独太平洋を横断した堀江謙一氏の９４日間の体験をつづった「太平洋ひとりぼっち」をドラマ化。脚本：川崎洋、音楽：山本直純。出演：藤田まこと、若宮忠三郎、藤岡琢也ほか。

現代の青年たちの生きる目標は何か。十円玉ひとつを握り締めて出発した少女の行動を通してコミカルに描くメルヘンドラマ。作：谷川俊太郎、音楽：湯浅譲二。出演：伊藤幸子、小池朝雄、高橋昌也ほか。

祭を明日にひかえた下町の子どもの気分、路地に響く祭ばやし。三社祭を中心に江戸以来の祭と下町人情を安藤鶴夫氏が語る。

ハンガリーに住む貧しい少年、フランツルの子供時代の出来事を回想風に、幻想的な雰囲気の中に描く。原作：バラージュ・ベーラ、脚本：伊藤海彦、作曲：入野義朗。出演：久松夕子、清水鞠、津川聖子ほか。

新人、ベテランなど、１９６３年の歌謡界の動きを振り返る年末特集。出演：田端義夫、榎本美佐江。司会：谷啓。

白山麓の白峰村（石川県白山市）に古くから伝わる「かんこ踊り」を紹介する。男５人、女３人の踊り手が紺色の野良着姿で舞う「かんこ踊り」は、白山にこもった泰澄大師を迎えて踊ったのが始まりという。

八代目竹本都太夫の長男である作家・安藤鶴夫氏（１９０８～６９）が、義太夫にまつわる思い出を洒脱に語る。◆安藤氏が亡くなった年に再放送され、民放大会ラジオ娯楽番組金賞受賞。

「くるだんど」は奄美の代表的な民謡で、空が雨曇りしたぞという意味。労働者のたくましさを奄美の旋律で讃える。作曲：三木稔、指揮：横山千秋。