長野県出身の作曲家中山晋平のメロディーをもとに、生バンドの演奏による「実験」によって、編曲の面白さと昭和初期から日本で流行した歌のリズムの変遷を明らかにしていく。解説は作曲家の神山純一氏。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は藤倉修一さんが出演する３回連続の１回目。◆テーマは「国民の声をマイクに」。戦後、ＧＨＱ・ＣＩＥの民主化指導を受けて、街頭で一般の人の意見を録音して放送する番組「街頭にて」が始まった。次いで昭和２１年５月には「街頭録音」がスタート、いつしか収録場所である銀座の名物になっていた。◆聞き手は加瀬次男アナウンサー。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は和田実枝子さんが出演する３回連続の２回目。◆テーマは「和田信賢アナウンサーを語る」。夫・和田信賢さんのアナウンサーとしての思い出を、実枝子さんが語る。◆聞き手は山根基世アナウンサー。

ヨーロッパで活動する日本人音楽家の現状をレポートし、日本の特殊な音楽事情、日本人の文化享受のスタイルについて考える。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は庄司寿完さんが出演する。◆テーマは「鳳来寺山の仏法僧中継」。昭和１０年、ＮＨＫ名古屋放送局で、三河鳳来寺山から仏法僧の鳴き声中継を計画した。（当時「仏法僧」は謎の鳥とされていた。）担当アナウンサーであった庄司さんの苦心談を聞く。◆聞き手は梶原四郎アナウンサー。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は山村恒雄さんが出演する３回連続の３回目。◆テーマは「アナウンスの変遷」その２。より自然な話し方になってゆくアナウンス、ラジオからテレビになった時のアナウンスへの影響、などについてアナウンサー第一期生・山村さんが語る。◆聞き手は加瀬次男アナウンサー。

母国韓国の大学在学中にスパイとして投獄され、十数年の後釈放された在日韓国人の男性。彼が交わした手紙を通し、家族や友人との心の交流や冤罪の苦悩などを、韓国の時代背景を織り交ぜて描く。

昭和二十年、九州・福岡に疎開していた旧制中学三年の“私”の目を通して、戦時中の風景と戦中から戦後への少年の心の移り変わりを描く。脚本：川崎洋。出演：北村和夫、金杉太郎。