１９６３年正月の放送用に収録した音楽バラエティーショー。◆こまどり姉妹の歌をたっぷり紹介する。

祭を明日にひかえた下町の子どもの気分、路地に響く祭ばやし。三社祭を中心に江戸以来の祭と下町人情を安藤鶴夫氏が語る。

白山連峰の麓、粟津温泉（石川県小松市）に伝わる「おっしょべ節」を紹介する。歌は、温泉宿で働くおすえという子守り女と向かいの旅館の下男・竹松の恋物語を歌ったもの。

現代の青年たちの生きる目標は何か。十円玉ひとつを握り締めて出発した少女の行動を通してコミカルに描くメルヘンドラマ。作：谷川俊太郎、音楽：湯浅譲二。出演：伊藤幸子、小池朝雄、高橋昌也ほか。

日本の禅を語る時に鈴木大拙氏（金沢市生まれ、１８７０～１９６６）の名を忘れることはできない。９２歳の大拙氏がその人生観を語る。

ある４回戦ボクサーが試合に臨むまでの過程を、起床から就寝まで密着取材。主人公のつぶやきや迫力のある現実音を巧みに使い、武満徹が独自の音響世界として再構成する。“音の物体詩”。作：安部公房、音響：武満徹。

「くるだんど」は奄美の代表的な民謡で、空が雨曇りしたぞという意味。労働者のたくましさを奄美の旋律で讃える。作曲：三木稔、指揮：横山千秋。

古事記の国づくり神話に対比しながら、現代の男女が結ばれるまでを描く。現代のいざなぎ、いざなみが軽妙酒脱に会話する。原作：堀田善衛、構成：制作集団水の会、音楽：団伊久磨。出演：フランキー堺、中村メイコ、滝沢修ほか。