西南の役から百年後、熊本藩士・古閑俊雄の獄中記が発見された。一人の若者が綴った従軍記をもとに、転変の時代の青春を描く。

「ゆうれいクラブ」をつくる二人の女子中学生を主人公に、学校の枠組みからはみ出しそうになる思春期の心の揺れを描く。作：妻鹿年季子。ＩＢＣ開局３５周年ラジオドラマ脚本募集入賞作品。

樺太（現サハリン）に連行され、戦後も故国へ帰ることが出来ない残留韓国人たち。長い間、彼らの帰国を待ち続けている留守家族を訪問取材する。レポート：宇野淑子、キャスター：筑紫哲也。

戦後、日本海軍の軍港から米軍基地の街に変貌した横須賀。ジャズをはじめ、戦後風俗が溢れたヨコスカの姿を関係者の証言で描く。構成・脚本：川崎洋。

愛知県渥美町に住む１０４歳の元小学校校長・間瀬勘作さんが、その人生観を基調に長生きの秘訣、独特の教育論、親子問題などを社会批評を交えながら語る。

家族から申し入れがあったとして４５歳の男性から腎臓が摘出され、移植手術が行われた。このケースをとおして、脳死をめぐる議論を描く。

日本プロ野球史上初の３００勝をあげた巨人軍投手・スタルヒン（１９１６～５７）の生涯を綴ったラジオドラマ。原作：ナターシャ・スタルヒン「ロシアから来たエース」、脚本：遠藤敦司。出演：大谷直子、大塚国男、三谷侑末ほか。

新潟県中条町に南イリノイ大学の分校が進出。公民館で行われた、アメリカ人教師や学生たちと町の人たちとの交流会の様子を紹介する。司会は大倉修吾と助川直子の２人。