三重県の鳥羽水族館で飼育されているジュゴンを擬人化して海の中の世界を描き、人間の傲慢さに警鐘を鳴らす。出演：堺正章。

旅回り劇団の若い役者が劇団に入ったいきさつやその日常生活を語る。公演の模様や劇団での暮らしを生き生きと描く。

芸能界の第一線で活躍中の人、あるいは故人となった人の舞台の録音やレコードに残された演奏などを交え、芸談、エピソードなどを聞くシリーズ「芸と人」。この回は民謡歌手の浜田喜一さん（初代）がゲスト。出演は浜田喜一、浜田喜三緒。聞き手：玉置宏。

盲目で肢体不自由な重度障害者の息子をつきっきりで看護し続けた母親の記録。手術を受けて３０年ぶりに視力が戻った息子に、かつて母親が教え与えた百色のクレヨンの記憶がよみがえる。

森繁久彌と加藤道子による二人芝居の文芸ドラマシリーズ。音楽は古関裕而。１９５７年４月７日より続く長寿番組。◆「天地静大」：江戸時代末期、世の中は尊王派・佐幕派に分かれて揺れていた。東北の小藩から学問をするために江戸へ来た杉浦透は、不安定な時代であるからこそ純粋に学問で身を立てようと考える。一方、透の良き理解者である藩主の弟・水谷郷臣は、藩内の対立の中で微妙な立場に立たされていた。不穏な情勢に取り巻かれながらも、二人は自らの心のまま生きようとする。（８回シリーズの最終回）◆原作：山本周五郎、脚本：たなべまもる。

由緒ある旧家の長女である女性が、自身の結婚問題の浮上を機に“家”の存在を考える。本人が親族や地域の人たちにインタビュー。

薬物乱用が原因とされる通り魔事件のその後を追い、被害者遺族、法曹関係者などの生の声で構成したドキュメンタリー。

森繁久彌と加藤道子による二人芝居の文芸ドラマシリーズ。音楽は古関裕而。１９５７年４月７日より続く長寿番組。◆「平賀源内」：江戸時代中期、平賀源内は讃岐高松藩の微禄の士であった。しかし長崎、大阪、江戸に出て発明・油絵・平賀焼き・劇作など様々な分野を学び、多彩な才能を発揮する。“異能の人”源内の悲喜劇と数奇の生涯を描く。（６回シリーズの第１回）◆原作：村上元三、脚本：たなべまもる。