鹿児島に伝わる昔話。吉野が原に出没する妖怪退治に奮闘する兵六の物語。（翌年リメイクされ芸術祭奨励賞を受賞）

良質で知られる京都・洛西の竹。竹づくりに携わる人へのインタビューを交え、その素晴らしさの源をさぐる。

一人の人物のプロフィールをヒントとして示し、それが誰かを当てるクイズ番組。聴取者が解答者として出場し、正解すると賞金がもらえる。アメリカの「Ｗｈａｔ’ｓ　Ｍｙ　Ｎａｍｅ？」をモデルとした。（１９４９年１月２日～１９６９年３月２３日放送）◆この回はスタジオからのノンセクション大会。有名人ゲストが大勢登場し、自分でヒントを出す。司会は市川達雄アナウンサー。

戦争未亡人の目を通して、暗く悲しい戦争と戦後１０年の社会を見つめる朗読ドラマ。作：武田泰淳、音楽：黛敏郎。語り：田村秋子、合唱：二期会。

仏教では、生と死の中間にある不思議な空間を「中有」という。そこを舞台に男と女が展開するオペラドラマ。

斎藤茂吉の一周忌にちなみ、その晩年の生活ぶりを身近な人々の証言をもとにしのぶ。

松井翠声、内海突破、覆面歌手“ミスＮＨＫ”（荒井恵子）がレギュラーのバラエティー番組（１９４９年４月５日～１９５４年１１月２日放送、全２８７回）。コント、ゲストの話、歌など。作：森はじめ。第２８５回のテーマは「秋の味覚」、ゲストは暁テル子、榎本美佐江ほか。

南紀州に住む那智の嘉門が持つローマの聖者から授けられた「紅孔雀の宝庫」。その鍵をねらう元海賊や妖術師との戦いを描く。新諸国物語シリーズの第３部。作：北村寿夫、音楽：福田蘭童。（１９５４年１月４日～１２月３１日放送、全２４８回）◆第１回。紀州那智代官の息子・小四郎が釣りをしていると、小船に乗った美女が迷い込んでくる。女は久美と名乗るが、それ以上の素姓を明かさない。