邦楽各種目の名曲を、人間国宝をはじめとする第一人者の演奏で鑑賞する「邦楽百番」。この回は、四代竹本越路大夫さんの引退披露口上と義太夫「菅原伝授手習鑑」を送る。浄瑠璃：竹本越路大夫、三味線：鶴澤清治。

東京湾で唯一残された谷津干潟（千葉県習志野市）は、数千羽の水鳥が群れ遊ぶ鳥の楽園である。この干潟を舞台に、土地価格の暴騰、家庭の崩壊など、時代の激流に耐えて生きる少女と、彼女をやさしく守る祖父の愛情を描く。作：湯本香樹実、音楽：近藤讓。出演：増田未亜、芦田伸介ほか。

宮城県立涌谷高校の広島への修学旅行と、それに同行した県在住の被爆者の旅を追い、風化する被爆体験をどう語り継ぐかを考える。

越智正典さんが野球と出会ったのは昭和１１年の洲崎球場だった。長年、野球中継にたずさわった越智さんが自らの野球との出会い、思い出の選手、野球にまつわる数々のエピソードを語る。

３０余年前の中学英語教科書の主人公・ジャックとべテイがラジオショーの中で再会、奇妙な言葉使いでお互いの半生を語る。原作：清水義範、脚本：津川泉。出演：橋爪功、佐藤オリエ。

邦楽各種目の名曲を、人間国宝をはじめとする第一人者の演奏で鑑賞する「邦楽百番」。この回は古曲二題と題して、宮薗節の「鳥辺山」と一中節の「道行三度笠」を送る。浄瑠璃：宮薗千佳、都一いき、都一いそ。

江戸時代から山梨で歌われている「甲州縁故節」のメロディーは、「島原の子守唄」と同一である。北九州の玄海大島にも同じメロディーの曲があり、これらがどう関っているのかを探る。

名古屋弁を使った漫談で人気の伊藤かおるさんが名古屋弁を全国に知らしめようと東京に向かい、通りがかりの人々に名古屋弁を指導する。方言が使われなくなった現在、彼の想いはどう理解されるのか。