幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。５回シリーズで詩人で放送作家の川崎洋さんを迎える。第５回は小説や演劇に息づく方言の話を伺う。聞き手は秋山和平。

福井市の施設で重度障害者たちが結成したバンド「ミックバラーズ」の活動を伝えるドキュメンタリー。長い時間をかけて高度な音楽を身につけた彼らだが、高齢化が進み、健康を害するメンバーもでてきた。支えあう仲間達を描く。

「おもろ」は琉球列島で１２世紀から１７世紀初めにかけて歌われていた古代歌謡である。沖縄最古の歌唱集「おもろそうし」がどういうものであったのか、研究家・波照間永吉教授による解説や地域の祭りに残るおもろの取材をもとに、ＲＢＣ女性アナウンサーを中心とする朗読の会がおもろの音の再生を試みる。根神神女の大城茂子さんの「うむい」や、民謡音楽研究家・山内盛彬さんのうたも紹介される。企画・制作：琉球放送朗読の会。

ライブハウス「だびよん劇場」のあるじで役者でもあった牧良介が亡くなって一年。ゆかりの歌手や役者たちにより、なくなった劇場が再現された。いない人に話しかけるかのようにステージは進行する。舞台を収録したものを構成、編集し放送。

ＣＭ出演により一躍有名になった１０１歳の双子の姉妹、きんさん、ぎんさん。最近の暮しぶりと結婚、子育て、戦争そして伊勢湾台風と、明治から現在までの１０１年の人生を語る。

昭和１５年の戦時下、劇団「笑の大学」座付き作家の椿は、警視庁保安課検察係の向坂に台本の検閲をうけていた。喜劇の上映を止めさせようと向坂は、台本を直すよう椿に無理な要求を繰り返すが、それが意外な結果を呼ぶこととなる。作：三谷幸喜、音楽：神谷重徳、藤森弥生。出演：坂東八十助（三津五郎）、三宅裕司ほか。

１９９４年４月、新潟市に自閉症者中心の更生施設「太陽の村」が誕生した。自閉症の子どもをもつ親たちの長年の運動が実ったものである。新潟市自閉症親の会の２０年を通して、福祉のあり方と今後の課題を考える。

郷土島根の大先輩である森鴎外を尊敬し、その生き方を学ぶため研究年表を書き続けている苦木虎雄さんが、鴎外や若き日に書生として師事した斎藤茂吉、および自らの人生について語る。