幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。２回シリーズで映画字幕翻訳家の戸田奈津子さんを迎える。第２回は「名訳」のための工夫や苦心の話を伺う。聞き手は秋山和平。

ＮＨＫが半世紀にわたって記録してきた２万曲の日本民謡の中から紹介する番組。東西異なる地域の唄を聴き比べていく。解説は音楽学者の小島美子さん。◆今回はこれまでに紹介されなかった東北と九州の民謡の中から、季節の唄を聴く。その季節が順当に来るよう、山の神様に祈る唄である。曲目は宮崎県の「春節」、秋田県の「春唄（湯瀬村コ）」「秋唄（湯瀬村コ）」。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。やなせたかし氏は漫画、絵本、作詞、アニメーション、童話など多方面で活躍し、特に「アンパンマン」は長く子どもたちに愛されている。１回目は中国から復員後、のちに妻となるのぶさんとの出会った高知新聞記者時代、そして上京、結婚するまでを語る。

ＮＨＫが半世紀にわたって記録してきた２万曲の日本民謡の中から紹介する番組。東西異なる地域の唄を聴き比べていく。解説は音楽学者の小島美子さん。◆今回は神奈川民謡と広島民謡の１回目。両県の豊作を祈る唄を聴く。曲目は広島の「季節唄（秋節）」、神奈川県横浜市の「焼米搗唄」と鎌倉市の「焼米搗唄」。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。緞帳作家の寺石正作氏は、日本の主要な劇場の緞帳を西陣織の技法を用いて３００枚以上手がけてきた。１回目は生い立ちと軍隊での戦争体験、緞帳の仕事を始めるまでを語る。

５月２９日は美空ひばりの誕生日。数多いひばりさんの歌の中から珠玉の１５曲を選び、曲それぞれのテーマに関する効果音や街頭録音、著名人のコメントなどで構成する。「にっぽんの心」をさがしていく番組。

ＮＨＫに保存されている録音で戦後の５０年を振り返る番組。進行役は相川浩アナウンサー。（１９９５年４月～１９９６年３月放送）◆この回のテーマは「大水害と気象予報の近代化」１９５３年後半を振り返る。◆昭和２８年６月２４日から北九州は集中豪雨に見舞われ、罹災者は１５４万人以上となった。７月１６日から２３日にかけては和歌山県の有田川流域が大水害に見舞われ、県の約半分の田畑は冠水した。さらに９月２５日には台風１３号が日本を縦断し、多くの尊い命が犠牲になった。この年の被害総額は全国で７０００億円以上となり国民総所得の１２％にも及んだ。◆ゲストの平塚和夫さんは当時、東京の天気相談所に勤務していたが、これほどの人が亡くなる雨を予報出来ないくやしさがあったと振り返る。こうした大災害がきっかけとなり、多くの関係者が調査・研究を重ねて気象予報に関する改革改良が進んだという。「気象業務法」が制定されて、現在の注意報、警報の制度化が出来、日本は世界気象機関に加入したのである。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。登山家の田部井淳子氏は女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功し、その後、七大陸のすべての最高峰を制覇した。３回目は、これからの登山計画について。現在５５歳の田部井さんは、人生の下り坂などと考えず、やりたいことをやって密度濃く生きたいと語る。